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第1251回
チリ→アルゼンチン
奇跡の花園と天空のアンデス

2012年11月3日 夜9時〜

同じ悲しみを共有してきたチリと日本
子どもたちから優しい気づかいが

今回メインの取材地だったアタカマ砂漠とアルゼンチンのアンデス地方は、映像をご覧になって頂ければよくわかると思いますが、雄大な美しさはあるけれど、環境としては過酷です。一方沿岸部の港町は美味しい海産物だけでなくお肉も豊富で、砂漠やアンデスの厳しさとは無縁のようですが、沿岸部にも「過酷」があることを、小学校を取材して思い出しました。スペイン語はよくわからなかったのですが、子どもたちが身振りを交えて私に話しかけてくるのです。「ハポン、ツナミ」という言葉だけ分かったので、東日本大震災のことを言っているのだと気付きました。チリも日本と同様、大地震や大津波を何度も経験している国なんですよね。そしてこんな小さな子どもたちが、心配と同時に共感してくれたと思うとありがたさが心に染みました。

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標高4220メートルにある鉄橋を走る
アルゼンチンの「雲の列車」は人気観光スポット

家族が集うチリの独立記念日
素敵なファミリーの温かいおもてなしに感激

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9月18日の独立記念日は家族が集まり祝います 「民族衣装を着ておめかししている子どもたちもいて 本当にお正月のようでした」(諸岡さん)

とても意外だったのは、昔ながらの日本の遊びがチリにも浸透していたことです。日系の方から伝わったと思いきや、諸説あり詳細は不明とか。独立記念日には、家族が集まりご馳走を食べ、子どもたちは日本のお正月遊び、コマ回しなどをするのです。その様子を取材させて頂くために、あるお宅へ伺ったのですが、そのファミリーが最高!家族水入らずの大切な時間におじゃましてしまって申し訳ないという気持ちで向かったのですが、皆さん満面の笑顔と歓声で迎えてくださったんです。

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諸岡さんも一緒に盛り上がりますが…

私が子どもの頃のお正月もこんなふうだったなぁと懐かしかったですね。たんに賑やかというだけでなく、息子や娘、孫たちは、祖父母の苦労をよく知っていて心から敬い、親族が結束していて、子どもたちの瞳がキラキラ輝いている。13歳くらいの少年にまっすぐな目で「一緒にコマで遊ぼ」なんて言われてキュンとしてしまいました(笑)。でもこの後、私がやらかしてしまうんです(笑)。とんだ大失敗でした。そしてその瞬間、それまで感じていた感激やら感傷やら失敗に対する情けなさと申し訳なさやらすべての想いが溢れてしまって…。でも本当に素晴らしいご家族と楽しいひと時が過ごせて幸せでした。

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