2012年8月11日 夜9時〜
ここでは番組で紹介しきれなかった
さらに詳しい情報をスタッフが紹介!
テルセイラ島の大迫力の闘牛はいかがでしたか?この「綱引き闘牛」は夏の間、島の各町を巡って行われているので、島全体では3〜4日に一度はあることになります。番組でご紹介したのは海岸で行われているものでしたが、町の通りで行う場合、会場に近い家々は大変。牛が飛び込んで家が壊されないように入口や窓に板を打付けるなど、ものものしい準備が必要になります。そして、いざ闘牛が始まれば老人から子供まで、牛を追いかけ牛に追われて大騒ぎ!ポルトガルでもこの島にしかない「綱引き闘牛」は、日本ではほとんど知られていないもので貴重な映像です。
テルセイラ島独特の綱引き闘牛。
綱がついているとはいえやはり決死の覚悟!?
またこの島では、闘牛場を使ったスペインやポルトガルで見られる闘牛も行われています。番組ではスペイン式の闘牛も取材しました。ただし、スペイン式とはいっても法律で牛を殺さないことになっているので、闘牛士は剣と赤い布を持って牛をかわしますが、最後は剣を置いて、致命傷を与えない短い銛を打ち込みます。
こちらは闘牛場で行うスペイン式。でも剣は使いません。
一方、ポルトガルの闘牛は、まず騎馬の闘牛士が牛の突進をかわし、両手で牛に短い銛を打ち込みます。次にフォルカドと呼ばれる素手の男たちが縦一列になり、大声で牛を挑発しながら近づいていきます。そして牛が突進してくると、先頭のフォルカドが牛の頭に組み付き、その隙に他のフォカルドが牛の尻尾や胴に組み付いて抑え込みます。先頭のフォカルドは最も危険な役目で、何度も牛に跳ね飛ばされることも…。テルセイラ島では、このポルトガル本国の闘牛も行われています。もしかしたら、世界でもっとも闘牛好きなところかもしれません。
クエスチョンのアンサーでご紹介した通り、アゾレス諸島ではお茶が栽培されていて、美味しいお茶を飲むことが出来ます。お店で食事をした後に「コーヒーにしますか?紅茶にしますか?緑茶にしますか?」と聞かれることもたびたびでした。
「ティー」ではなく「シャ」で通じます