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第1238回
イタリア 南チロル
奇岩地帯ドロミーティの秘密

2012年7月21日 夜9時〜

イタリアへ行ったら、やはり‘花も団子も!’ですよね。今回せっかく取材したにもかかわらず、惜しくも放送内容に盛り込めなかった南チロルの美味しい特産品をご紹介します。

ギネスにも認定!巨大ケーキが登場する
マルテッロのイチゴ祭り

イタリア北部、南チロルのマルテッロは、渓谷にたたずむ小さな村ですが、特産の高原イチゴはヨーロッパでは広く知られたブランド。6月には、イチゴ尽くしのお祭も開催されます。
「日本のイチゴはひと昔前に比べてどんどん甘くなっていく傾向にありますよね。私も好んで甘みの強い品種を買ってしまいますが(笑)。マルテッロのイチゴは、ベリー本来の特徴である甘酸っぱい味でした。少し酸味が強く感じてしまったのは、普段甘いイチゴに慣れているからだと思います。とても美味しいイチゴでした。さらに私が感動したのはその香り。品のある甘い香りはまるで高級なフレグランスのようでした。イチゴ祭の大きなケーキはテントの中にあったのですが、そのテントの周辺にも甘い香りが漂っていて虫のように吸寄せられてしまいます(笑)」。(諸岡さん)

(イメージ)

まるで子どもの夢を実現したかのようなケーキ
食べてしまうのが惜しい!!

燻製にして乾燥熟成させる
南チロルの生ハム・スペック

生ハムはイタリアの名産ですが、南チロルでは独自の製法のものがあります。
「スペックの特徴は、ハムを乾燥熟成させるだけでなく燻製にしていること。もともと各家庭で作られていた時代には、かまどの上にお肉を吊るしていて、毎日調理をするたびに燻され、約半年後に完成するというハムだったそうです。また最初に塩だけでなくハーブやコショウなどすり込むのも南チロル独特のものだそうです」。(諸岡さん)

(イメージ)

完成まで約半年かけることで
スペック独特のまろやかな味が出る

「味は一般的な生ハムより塩分がマイルドなのですが、作業工程を短くして作る大量生産品はやっぱり塩辛くなってしまうそうです。取材をしたお店は、昔ながらの製法に近いやり方で作っていて、1日1時間くらい燻して約半年かけて乾燥熟成させるそうです。確かに頂いてみると、生ハム特有のインパクトのある味ではないのですが、ほんのりと感じる塩味と肉と脂本来の味、かすかに感じるハーブやコショウの風味、そして燻製の香ばしさが、じわじわと口の中に広がっていく感じでした。お肉のフレッシュな美味しさを味わえるハムでしたね」。(諸岡さん)

(イメージ)

「スペックはお酒のお供だけじゃなく(笑)
日々の食事で使ってみたいハムでした」(諸岡さん)

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