2012年5月12日 夜9時〜
2000年前に砂漠の遊牧民が築いた古代都市ペトラは、エル・カズネという美しい宝物殿に注目が集まりますが、でもそこはゲートに過ぎません。その奥に何十倍もの広さのある町の様子が、番組の見所のひとつにもなっていました。実際に訪れると、ギリシャ神殿の丸い柱や、エジプトのオベリスクなどが見られ、当時この都市が様々な国と交易を通し関わっていた様子を、目で見て理解することが出来ます。また遺跡の中には土器の工房などもあるのですが、まだ発掘調査が進んでいないため、当時使われたものがそのまま落ちているんです。だから古代文明好きとしては、自分で古代の手がかりを探し、思いを馳せる喜びもある場所ですね。
オアシスを拠点に遊牧生活を営んでいた
ナバテアの人々が、その中で得た知識や
財産を結集して築いたペトラ
今回、クエスチョンになったヨルダンの名産サンドボトルは、1984年のエリザベス女王訪問をきっかけに作られたそうです。実は、現地のベドウィン男性と結婚されたニュージーランド人の奥様が、なんとか女王陛下を喜ばせるお土産をプレゼント出来ないかと、知恵を絞って作ったものだったんです。ペトラ遺跡の中では、天然の色砂だけを使っているお店がありますが、遺跡の外には天然の色砂ではないサンドボトルを売っているお店もあるので、天然にこだわる方はぜひ、遺跡の中での購入をおすすめします。
今やヨルダンを代表する名産になったサンドボトル