バックナンバー

インド北西部・グジャラート州で見つかった遺跡・ドーラーヴィーラー。古代四大文明のひとつインダス文明の遺跡ですが、しかしそこは、豊かな水でこの文明を育んだインダス川から100?以上も離れた荒地…。一体なぜそのような場所で栄えたのか？謎の遺跡をレポートした浜島直子さんに、まずは取材の様子を聞いてみました。

周囲の様子にもビックリ！
世界中の研究者を驚かせた遺跡

ドーラーヴィーラーは、インドの中でもパキスタンとの国境に近い場所にあって、また周りを塩の大地に囲まれた不思議なところでした！ドーラーヴィーラーの遺跡が発見されたのは丘の上なんですが、乾燥して砂漠の様な中にある遺跡を見て、まず驚いたのがその広さ！歩き出したらほとんど日陰がないし、大変でした(笑)。また気温差が激しくて、朝晩は寒くてダウンがあってもいいくらいなのに、昼間は日差しが強くて痛いくらいの暑さ。あっという間に日焼けしちゃいました。

ドーラーヴィーラーの謎を追って近くの村へ

インダス文明以外の古代文明では、都市の中心に神殿や宮殿などのモニュメントがあるのに対して、ドーラーヴィーラーでは井戸が大事にされていた点も、この遺跡の注目ポイントです。遺跡の傍にある村では、毎朝女性たちが大きな井戸に集まって水を汲む様子をレポートしました。みなさん、とても色鮮やか衣装をまとっていて美しかったです
。私も水汲みをさせていただいたんですが、これが想像以上の重労働でビックリ！でもそれを子供たちが当たり前のようにお手伝いをしている様子も印象的でした。