2012年4月21日 夜9時〜
オリーブオイルと卵黄がよく混ざると乳化して固まりますが、一度分離してしまうと失敗。どんなに混ぜても固まりません。ポイントは、混ぜるときに同じ方向に同じ力で回し続けること。「番組で実際に作っていただいたのは、昨年の"メノルカ島・マヨネーズ作りコンテスト"優勝者で、主婦のカルメンさん。撮影時には15分程度で、スプーンにのせて、ひっくり返しても落ちないほどに固まりました。でも、カルメンさんのお話では、5分で出来てしまう日もあれば、30分以上混ぜていても失敗してしまう日もあるそうです。おそらく、気温や湿度なども関係しているのでしょうね」。(担当ディレクター)
■もし分離してしまったら…
失敗しても、玉ねぎやパセリ、コショウなどお好みの調味料や具材を加え、ミキサーなどで攪拌し、ソースやドレッシングとして使ってください。
■島では各家庭自慢の味が
卵黄のうま味を凝縮させた感じの、とてもまろやかな味のサルサ・マオネーサ。このままパンなどに塗って食べてもおいしいですが、メノルカ島ではこれをベースにニンニクやレモンなど好みの食材を加えて各家庭の味を出しています。
豊富な海産物も自慢
「何でも美味しかったですが
特にエビが最高でした!」(岡田さん)
残念ながら失敗に終わった私のマヨネーズ作りですが(笑)、使った材料も分量もカルメンさんと同じなんです。でも出来上がりの見た目も味も全く違うのには驚きました。カルメンさんのマヨネーズは、卵黄のような濃い黄色をしていて、味はクリームチーズのよう。私の方は、白っぽくオリーブオイルの味が強く出てしまいました。今思うと、最初に固まりかけた時に、オイルを一度に多く入れ過ぎたのかもしれません。また私はけっこう力を入れて混ぜていましたが、力は強い方がいいという訳ではないそうです。ポイントは攪拌の仕方とオイルの入れ方にあると思いますが、達人のカルメンさんですら「どうすれば、美味しく出来上がるかは、私にもわからない」とおっしゃっていました(笑)。
カルメンさんとご主人
手に持っているのが調理に使った
伝統的な道具のボウルとすりこぎ