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第1223回
伝説の時計が語るベルサイユ マリー・アントワネット永遠の愛

2012年3月17日 夜9時〜

伝説の時計ナンバー160

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今は1000円以下で買える時計もある時代。しかし18世紀にはすべての時計は高級品で、王侯貴族など一部の富裕層しか持つことはできませんでした。そんな時代に、天才時計職人として名を馳せ、時計の技術を飛躍的に向上させたのがアブラアン・ルイ・ブレゲでした。今回の番組で注目した伝説の時計‘マリー・アントワネット’とは一体どんな時計なのでしょうか? 「私も今回の取材で初めてその時計の存在を知りました。そして取材をしていくうちに、どうしてこんなに逸話の多いこの時計を知らなかったのか不思議に思えたくらいです。時計コレクターにとっては有名かもしれませんが、ベルばらファンの方はいかがでしょうか?

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多分ご存知ない方もいると思うので、今回の番組でその魅力的なエピソードにワクワクして頂きたいですね。ブレゲ家代々の家宝となっている顧客名簿に注文ナンバー160と記録されている別名‘マリー・アントワネット’は懐中時計です。まだ腕時計の時代ではなかったそうです。その時計はクリスタル製なので中の機械が見えるのですが、ひとつひとつの部品が本当に細かくて繊細なのがよくわかります。うるう年の時間のズレもちゃんと計算されていて、狂うことがないように設計されているそうです。‘マリー・アントワネット’の複製を作った職人さんにお話を伺いましたが、その技術の再現はとても難しかったそうです。

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完成したときには我が子のような愛おしさがわいてきたとおっしゃっていました。工房で見た職人さんの作業机には、肉眼で見えるけどとても手先では扱えないような小さな部品がありました。その部品を作ることから製作が始まるのですから、高価なのも当然ですね。でもパリのブレゲ本店で見せて頂いた時計には驚きました。私が素敵だと思ったものは何と1400万円(笑)。一体誰がこんな高価な時計を買うのだろうと思ってしまいましたが、取材中にもお客様がいらして店員の方がうやうやしくシャンパンをお出ししていましたから、いるのですね購入なさるセレブが(笑)」。

元タカラジェンヌの本領発揮!?

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「世界ふしぎ発見!」でよくある再現シーン。今回はミステリーハンターが亜梨沙さんですから、マリー・アントワネットの役を演じるかと思いきやそうではなく、意外なところで本領発揮をなさったようです。 「アントワネットとフェルセンは、現地の美男美女の俳優さんが演じています。でもやはり宝塚の血がムズムズ騒ぎまして(笑)、美術や衣装のチェックをさせて頂きました。そういった裏方仕事も宝塚歌劇団に入団後、上級生の方に教わったり自分でも研究したりするのです。衣装もただ身につけるだけではなく、着た人を最も輝かせ、なおかつ衣装の美しさも見せるというのが宝塚流なのです(笑)。男性のタイが曲がっていないかとか、アクセサリーのバランスはどうかとか、細かいことが気になってしまうんですね。カツラから髪が少し出てしまうような時にはファンデーションで目立たなくさせるといった技なんかもありまして。張り切ってしまいました。でもとても楽しかったです」。 美術監督・中島亜梨沙の再現シーンも見所ですね!

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