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第1223回
伝説の時計が語るベルサイユ マリー・アントワネット永遠の愛

2012年3月17日 夜9時〜

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中島 亜梨沙(なかじま ありさ)

1982年12月22日生まれ。北海道札幌市出身。
宝塚歌劇団にて羽桜しずくの名で数々のヒロイン役を演じる。特技は、フルート、英語。趣味は舞台鑑賞と子供の頃から大好きだった読書。書店に入ると時間を忘れ2〜3時間経ってしまうことも。 オフィシャルブログは、「中島亜梨沙のセレンディピティ」。
ミステリーハンターは今回で4回目。

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フランス革命という激動の時代に数々のエピソードを残し、悲劇的な最期を迎えることになったマリー・アントワネット。その王妃の名で呼ばれる時計があることをご存知ですか?それはフランスの高級時計ブランドとして知られるブレゲの創始者であり天才時計職人と称えられたアブラアン・ルイ・ブレゲが手掛けた伝説の時計。その名にふさわしく、その時計にも時代に翻弄された物語が秘められているというのです。伝説の時計の秘話を探るため、フランス、スイスそしてスウェーデンを訪れたミステリーハンターの中島亜梨沙さんにお話を伺いました。

感動の連続だった初めてのヨーロッパ

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「今回フランスだけでなく、ヨーロッパを訪れるのが初めてだったので、街並みの美しさに感激しました。建物に施されたレリーフが素晴しいですね。街が美術館とはこのことかと実感しました。またそういった歴史ある建物がミスマッチな感じがなく現代の街並みとして存在していることにも感動しました。宮廷料理を再現してもらった老舗レストランでは、そのレストランに通った著名人の名が刻まれたプレートがイスについているんです。プレートの名を見ると、ナポレオン、マリア・カラス、ジャン・コクトーなどさまざまなジャンルのセレブの名がズラリ。私はいささか緊張して料理をじっくり味わうという感じではありませんでしたが(笑)、各界で活躍する人たちが最高の料理を堪能しながら語らうサロンのような場所でもあったのでしょうね」。

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そういった場所でも歴史は作られていくのかもしれません。また今回番組に登場する人物は、宝塚出身の亜梨沙さんにとって親しみがあったのでは? 「池田理代子先生の『ベルサイユのばら』は、原作に忠実なものだけでなく主人公を代えて違った視点で描いた演出や脚本でも上演されている宝塚にとって大切な作品です。ですからフランス革命時代にベルサイユ宮殿に関わった人々には思い入れがありました。今回取材をして感じたのは、ベルばらはフィクションですが、史実が忠実に描かれているということです。改めて素晴しい作品だと思いました。実際にマリー・アントワネットなど登場人物ゆかりの場所へ行くと、ベルばらのシーンが思い出されることがたびたびありました。さらに今回は取材でフランス革命時のエピソードをいろいろと教えていただく機会もあったので、新たな知識からさらに想像を巡らせ一人密かに18世紀にタイムスリップしていました(笑)。

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スウェーデンでは、マリー・アントワネットの愛した男性、フェルセンの遺品がたくさん残っているロブスタッド城を取材しましたが、このお城も本当に素敵でした。外観はベルサイユのようにゴージャスではないのですが、シンプルな白いお城は洗練されていてながらも居心地のいい雰囲気がありました。今回は一面の雪景色で、それも美しかったですが、夏はお庭にある池が涼しげに見えてまた違った印象だということです。このお城は今一般公開しているのでおススメです。隣にレストランもあって、お料理も美味しかったですし、窓越しに見える景色もとてもきれいでした。それからスウェーデンは夕暮れの街並みがとても印象に残っています。かわいい家々にオレンジ色の灯りがともって、とても寒かったのですがそれを忘れさせてくれるような温かく穏やかな光景でした」。

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●グラン・ヴェフェール(フランス)
1760年創業のパリの二つ星レストラン
店内は歴史的建造物にも指定されている

●ロブスタッド城(スウェーデン)
フェルセンととても仲がよかった妹が暮らした城で彼の遺品が数多くある
ストックホルムから車で2時間

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