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第1220回
生きている地球に出会える場所へ! 絶景ニュージーランド紀行

2012年2月25日 夜9時〜

ニュージーランドと言えばやはりトレッキング!

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ニュージーランドには火山国特有の景観や植生があり、他では見られないようなトレッキングコースが数多くあります。まるで絵具を溶かしたような色の泉、雄々しい間欠泉や火山火口、また暑い地域と寒い地域の植物が狭いエリアで同時に見られるなどその魅力は尽きません。
「私が一番印象に残っているトレイルは、南島のコップランドトラックです。ここはかつてマオリの人々の狩りの道だったそうですが、今はトレッキングコースになっています。片道17キロ、7時間の道のりで、山小屋で一泊して元来た道を戻ります。ガイドをしてくださったクリスさんのお話では、ニュージーランドでも実はあまり知られていないおススメかつ穴場のコースだそうです。確かに山小屋でご一緒した方たちはヨーロッパから来られた方が多かったです。このコースはひたすら歩いて7時間ですから決してラクではないのですが、変化に富んだ景色や地形を楽しめ、なおかつ初心者でも大丈夫というところが魅力です。そして最終地点の山小屋の近くには究極の秘湯があり、歩き疲れた体を癒すことができます。このトレッキングには温泉用の水着が必需品ですね」。

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またコップランドトラック・トレッキングの拠点となる街グレイマウスへのアクセスにもお楽しみがあるそうです。
「南島で一番大きな都市クライストチャーチからグレイマウスまで展望列車が走っています。それがトランツ・アルパイン号です。以前から列車の旅に憧れていた私は、展望車から見る景色の美しさに感激して思わず涙ぐんでしまいました。それを見たスタッフは、そこまで感動する?と引いていましたけど(笑)。街から離れていくと、羊が草をのんびり食んでいる牧草地を通り、雪を頂いた山がだんだんと近づいてきて、山を越えて再び街へという素晴しい風景の連続でした。ニュージーランドは真夏でも日陰に入れば肌寒いくらいなので、窓のない展望車は上着2枚でも少し寒いくらいでしたが、視覚だけでなく肌に感じる風、聞こえてくる音、匂いすべてを感じたくて撮影が終わってからもしばらく私は展望車に残り、過ぎて行く景色を満喫していました」

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素晴しい絶景があるのも、ニュージーランドの人たちが、それを守ってきたから。この国には先住民マオリの人々から受け継ぐ自然との接し方があります。 「マオリの方たちは、地震は母なる大地の中にいる赤ちゃんがむずがっていると伝えてきたそうです。その伝説を教えていただいたときにとても感銘を受けました。天災の中でも最も恐ろしい地震に対してなんて優しい解釈なのだろうと思いました。自然に対する畏敬と感謝は今に至っても揺るぐことはないのですね。マオリの方たちだけなくニュージーランドの方たちは、自分たちが自然を大切にしていることを誇りに思っているそうです。そのことにも感動しました」。 ニュージーランドの人々は、自然と遊ぶ達人にして自然と共に生きる達人なのですね。

「世界ふしぎ発見!」旅のメモ

フカ・フォール(ジェットボート)
ロトルアから車で約1時間

ポリネシアンスパ(スパリゾート)
ロトルア中心部に立地

コップランドトラック(トレッキングコース)
グレイマウスからは車でコース入口へ。ガイドを付けてのトレッキングが基本
1泊2日:片道17キロ、徒歩7時間。山小屋(大部屋で雑魚寝)で一泊

トランツ・アルパイン号(展望列車)
クライストチャーチ・グレイマウス間 1日1往復
乗車時間:約4時間30分

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