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第1218回
中国・四川省パンダ愛情物語 世界一小さなコパンダと飼育員

2012年2月11日 夜9時〜

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坂本 三佳(さかもと みか)

1980年9月13日生まれ。趣味は映画鑑賞、音楽鑑賞、写真、ギター。特技はクラリネット演奏、日本舞踊 名取(花柳静清三)。女優として数々のCM、ドラマ、映画に出演。
ミステリーハンターは今回で62回目(スペシャルの回は含まず)。 回数

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今回「世界ふしぎ発見!」の主役はパンダ。独特の可愛らしい姿は世界中の人から愛され、日本でもお菓子や雑貨などパンダのキャラクター商品は溢れるほどあります。しかし一方で、パンダは中国の一部に少数しか生息していない希少動物。中国では‘生きた国宝’として国を挙げて保護と繁殖を行ってきました。ミステリーハンターの坂本三佳さんが訪れたのは、四川省の成都パンダ繁育研究基地、通称パンダ基地。パンダを守る人たちの日々には、どんな苦労と喜びがあるのでしょうか?お話を伺いました。

大都市成都にあるパンダ基地

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以前、臥龍の保護センターでパンダの取材をしたことがあるんです。そこはけっこう山奥でいかにもパンダがいそうな所でしたが、今回訪れた成都は高層ビルが建ち並ぶ大都会。そんな都市から車で30分くらいの所にパンダ基地はあるんです。アクセスがいいので、観光の方もけっこういました。日本から成都までが飛行機で6時間くらいですから、日本から行くとしてもそんなに遠いとは感じませんよね(笑)。中国以外の国の動物園では、一度に数頭しか見られませんが、パンダ基地のパンダは59頭。すべて見られるとは限りませんが、これだけ多くのパンダを見られるのは中国の保護施設ならでは。また動物園のパンダはあんまり活発に動かないイメージでしたが、パンダ基地へ来て、そうでもないと知りました。特に子供のパンダはけっこうすばしっこく元気いっぱいに遊んでいました。その遊んでいる姿が最高にかわいいんです。子供用の木馬に乗ってゆらゆらしていたコパンダが、漫画のオチのようにコロンとコケたときには観光客から歓声があがっていました(笑)。 また成都のパンダ基地には、昨年末新しい施設がオープンしたんです。それがパンダ基地よりもう少し山奥へ入った所にあるパンダ谷です。そこはパンダ基地で生まれたパンダを野生に戻すためにトレーニングをする場所です。パンダ基地より自然界に近く、なおかつちゃんと人が管理も手助けもできる環境になっています。人間の手厚い保護のもとで育ったパンダが厳しい自然界に適応するのは非常に難しいそうですが、野生に戻すことこそ研究員さんや飼育員さんの長年の悲願なのです。私はパンダ基地で育った元気な子供のパンダを、パンダ谷に移す時に同行させて頂きました。それは喜ばしいことなのですが、やはり今までの生活との別れですから心情としては切なさでいっぱい…。ほんの少し関わっただけの私でもウルウルしてしまいました。でもパンダ谷の空気は澄んでいてとってもおいしく、どこか神聖な雰囲気がありました。パンダたちが少しずつ野生の本能を取り戻してさらにたくましく成長してほしいですね。

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超キュートなコパンダたちのお世話体験

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動物の赤ちゃんはみんな可愛いですがパンダはまた特別です。あのまんまるさは本当に見ていてとろけちゃいますね(笑)。私がお世話させて頂いたのは、生後4ヶ月のコパンダたち。その頃のコパンダは、とにかく遊びたくてたまらないという感じで、少しもじっとしていません。まるで跳ねるゴム毬のようです(笑)。だから、お世話は大変です。パンダのベビーベッドと呼んでいる小さな檻にパンダを入れて寝かせるのですが、扉を開けて一頭入れようとすると中に入っていたパンダがこぞって出ようとする。入れるコパンダを落とさないように気を付けつつ、出てきたコパンダを押し戻す…カメラマンさんに「いやぁ〜可愛くて面白かったよ」と言われましたが、私は必死でもういっぱいいっぱいでした(笑)。お世話できるのは嬉しいし心から可愛いっ!と思っているのですけれど、パンダは中国の生きた国宝と言われるほど大切にされる動物ですから、怪我をさせちゃいけないというのが常にありました。飼育員さんたちもそこはかなりのプレッシャーだと思います。でも本当に貴重な体験をさせて頂いて嬉しかったです。

コパンダは重いですか?

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けっこうずっしりという感じです。だいたい大きいコで9キロくらいです。爪はしっかりしていましたが、じゃれてきても痛いとは感じませんでした。でも1歳だというパンダを見たらかなり大きく、もう抱っこというレベルではなかったので、コロコロの可愛い時期は案外短いと知りました。パンダの出産は夏から秋ですから、可愛い盛りのコパンダを見るなら冬はベストシーズンかもしれませんね(笑)。ちなみに成都の気温は東京とそんなに変わりませんよ。

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