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第1216回
大江戸ミステリー 日本橋誕生の秘密

2012年1月21日 夜9時〜

東京で受け継がれる江戸の心意気

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家康の都市計画の周到さは、さすが徳川家康!と思いました。都内には今も江戸時代からの名所がたくさん残っていますが、そのなかには家康が江戸を日本一の大都市にするための願いが込められたものがけっこう多いのです。並々ならぬ家康の思いの強さを感じました。そしてそれが実現して、今まで続いているところが凄いですね。 また都市としての江戸だけでなく、江戸で生まれた江戸文化もまた今日本が誇るものですよね。取材で火消しの出初め式を受け継いでいる方たちにお会いしましたが、伝統を受け継ぐということは、ただ形を残すだけでなく、その心もちゃんと受け継いでいくことが一番大切だということを教えられました。お話を聞かせて頂いた親方はそこを最も大切にしていらして、技術に優れていても心が中途半端な人には辞めてもらうとおっしゃっていました。

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高い梯子の上でアクロバティックな技をするのですから、身体能力が要だと思ってしまいがちですがそうではないのですね。親方の迷いのない言葉にとても感銘を受けました。また出初め式で梯子に上るのは、独身もしくは子供のいない人にしているというのにも驚きました。守るべき家族がいる者は引退、でも出る者は命がけでやれということだそうです。練習風景を見学させて頂いたときに感じたのは、梯子の上で技をする人にも勝るとも劣らない、支えている方たちの真剣さと集中力です。技をする人だけが主役じゃないんだと思いました。火消しは江戸のヒーローだったといいますが、火消しの心意気と技を受け継ぐみなさんにお会いして、男の中の男!カッコイイ!と心から思いました。

みきさん大興奮!?江戸にタイムスリップできる絵巻

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江戸の日本橋付近の賑わいを描いた約10メートルの絵巻「熈代勝覧(きだいしょうらん)」、この作品に私はすっかり魅せられてしまいました。ちょっと今で言う漫画チックな絵も可愛らしく親しみがあっていいんです。絵巻をつぶさに見ていくと、とても細かい所まで描かれているので、作品の中の世界に自分が入っているような感覚になるんです。まさに江戸へタイムスリップした気分です。この絵には、1671人の人が描かれているそうですが、その一人一人の表情まで丁寧に表現されていて、何を言っているのか、思っているのかまで想像できるくらいなのです。またお店の看板だけでなく、高札などの文字もちゃんと書かれているので、江戸の生活がいきいきと実感できます。さらによ〜く見ると、あれ?こっちでは泳いでいる人がいるのに、ここでは雪が降ってる!みたいな発見もあって、いつまで見ていても飽きませんでした。この絵を拡大したものがメトロの三越前駅の地下道にあって撮影をしたのですが、撮影終了後もスタッフ一同絵に見入っていました。拡大した絵には解説もついていて、それを読めばより深く熈代勝覧を楽しむことができるんです。「ちょっと江戸へ行かない?」なんて、デートスポットにおススメなんですが、いかがでしょう(笑)。さらに私は町娘の格好をして、熈代勝覧のCGの中を歩くという撮影があったのですが、あまりの嬉しさに撮影前から興奮してしまって、結果NGを出してみなさんにご迷惑をかけてしまいました(笑)。でもそれほど嬉しかったんです!!

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