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第1214回
マヤ文明の秘密が解ける国 カリブの宝石ベリーズ

2012年1月7日 夜9時〜

マヤの人たちの痕跡が残る洞窟

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ベリーズには洞窟もけっこうあるのですが、観光スポットとしてメジャーなようで、取材した洞窟にも欧米の観光客が来ていました。私たちが取材した洞窟もそうですが、なかにはマヤの人たちが使っていた土器や人骨などがあって、マヤ文明の研究において重要な遺跡となっている所もあります。ですから靴を脱いで靴下で歩かなければいけない所があったり、触ってはいけない所があったりしました。でも洞窟内はアップダウンがあり、狭い所滑る所と気を付けないといけない場所がたくさんあるので、基本的には公認のガイドさんの案内のもと行くことになります。ですが往復2時間くらいですから別に特別なスキルがある人じゃないと行けないということはありません。ただ私たちは機材を運びながらの洞窟探索でしたので、普通の人より大変だったかもしれません。機材を頭の上に持ち上げて歩いていた音声さんが「これが観光だったらどれだけ楽しいか」って言っていましたから(笑)。そうそう私は直接現場にいなかったのですが、コーディネーターさんがちょっと可笑しい話を聞かせてくれました。大きめの機材が入らない深部へ入るため、機材をその手前に置いていくことになり、念のためコーディネーターさんに見ていてもらったんです。その時コーディネーターさんはライトを持っていなくて真っ暗闇だったので怖かったそうです。何も見えない闇の中、ぴちゃんぴちゃんと鍾乳石から水が滴り落ちる音が響いているだけで…。でも少しすると観光客の声がしたのでホッとしたそうですが、その観光客の方が偶然コーディネーターさんの顔をライトで照らしたものだからもの凄くびっくりされたそうです。そりゃそうですよね、誰もいない闇と思って照らしたらいきなり人の顔が見えたのですから。「マヤの人の亡霊かと思った」と言われたそうです(笑)。

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魅力に溢れたベリーズの海

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私の知人で偶然にもベリーズへ行ったことがある人がいたんです。メキシコへ行ったときに立ち寄ったそうです。でも特に印象に残っていないと芳しくない感想だったのですが、話を聞くとその方は町を馬車に乗って見て回っただけだったんです。もったいない!!ベリーズに行ったらやっぱり海を見ないと!世界屈指の透明度と言われている海は本当にきれいでした。眺めているだけでも美しいですが、ダイビングやシュノーケリングができたら最高です。所々小さな島があるので、そういう島で休んだり、バーベキューをしたりするのも楽しいですよ。私は海鳥の繁殖地になっている島へ行きました。島に上陸したときには確かに鳥がたくさんいるなぁと思ったくらいだったのですが…。少し歩いた所に鳥の繁殖地がよく見える展望台があるんです。そこへ到着してあたりを見渡した時は、思わず一瞬息が止まりました(笑)。

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本当に息をのむ光景でした。あんなにうじゃうじゃ鳥がいるのを見たことがありません(笑)。しかもグンカンドリやカツオドリなどの大型の鳥なので迫力満点でした。 またベリーズの海はサメやマナティーなどが見られることでも人気です。よく見られるスポットがいくつかあって、私たちもボートで行ったのですが、なかなか遭遇できないでいたんです。そんな時シュノーケリングをしていた人が「ここにいるよ」と教えてくれたので、私たちも泳いで行ったのですが着いた時にはもういなくなっていました。仕方なくボートへ帰ろうと泳いでいたときに、下の方に岩のようなものがあったんです。でも動いている(笑)。マナティーだったんですね。そしてマナティーがだんだん海面に上がってきてくれました。

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なんてラッキー!と嬉しい半面、とても大きな動物ですので正直初めは怖かったです。でも顔を見ると優しいおじさんみたいでちょっと安心しました。それにとても動作がゆっくりで、攻撃的な動きはしないのでだんだんと可愛く思えてきました。野生動物は映像で見ると可愛くても実際に目の前で見ると険しいオーラがあってちょっと怖いことが多いのですが、マナティーの場合は一瞬その大きさに驚きましたが、こんなに穏やかな生き物も珍しいと感じるほど優しいオーラがありました。

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