2011年12月10日 夜9時〜
取材で何度か明治神宮に行って、その度に同じ場所を通っていると、一見、同じ景色に見えながら実はそうじゃない新鮮さが楽しめるんです。神宮の森は基本的に華やかなものが植わっていなくて、桜の数も少ないですし、紅葉や、秋に色づく落葉樹も少なめ。…なんですが、計画的に作られた森だから、それがところどころポイントとして植えてあるんです。手前の方に落葉樹があって、葉が茂っている間は奥の方まで見通せないけれど、葉が落ち始めて隙間ができると、そこからアクセントみたいに赤く色づいた紅葉が…！「こんなところに秋が！」と、その季節になるとフワッと色が出てくるんです。桜も春の初め頃に行った時は、新緑に混じっていましたが、でも少し経つとパッとピンクが現れる、そんな素敵な演出のようでした。
また本殿の建築物もモダンクラシックな感じで、カッコいいですね。和の作りだけれど、どことなく洋風で。伊勢神宮などほかの古い神社と比べて、明治神宮は建てられた時期が新しいから、やはり違いを感じました。だから今の私たちが建築物として見てもすごくカッコいいと思います。日本古来の厳かさの中に、明治人として西洋の優れた技術を取り入れ、日本人たるものとした姿が感じられて…。明治神宮は、近代化を果たした先人たちがいかにカッコよくてオシャレだったか、それを体験できる場所かもしれないですね。アクセスもいいですし、番組をご覧になったら早速足を運んで身を清めて、そんなカッコ良さにあやかってみるのはいかがでしょう？
明治神宮の敷地内にレストランがあるんですが、そこのカツカレーがすごく美味しかったです(笑)。明治神宮はいつも午前中に撮影をしていたので、終わった後はランチをして解散というのが多かったんですよ。ほかのお料理も頂きましたが、私の一番はやっぱりカツカレー。カレーのルーとカツの塩梅がいい感じで(笑)。オーダーする時は「今日はほかものにしようかな」と一応迷うんですが、2度楽しめる魅力もあって、やっぱり頼んじゃうんです。カツがのったご飯と、カレーは別に出てくるので、まずはカツの半分にソースをかけて食べて、次はカツにもご飯にもカレーをかけて頂いていました。あ、この食べ方をされる時はまず「ソースを下さい」とお願いして下さいね(笑)。