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第1209回
秋の京都で解く!
『源氏物語』に隠された紫式部の野望

2011年11月26日 夜9時〜

源氏物語を通して、素敵な発見や出会いが?

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平安時代、貴族の間で流行した遊びに“貝覆い”があって、その道具の蛤の内側には、繊細な絵が描かれていたそうです。そこで今回は伝統絵画・大和絵の絵師で、源氏物語の世界を描いた貝覆いを作られている林美木子さんの仕事場へ伺いました。繊細な筆使いで描かれる絵はとても美しいものでしたが、林さんのお話の中にも「なるほど」と思ったことがありました。平安の世界に少し近づけるような素敵なお話なので、貝覆いの美しい絵と一緒に、ぜひ楽しみにしていて下さい!
またちょっと意外で面白かったのが、内側に源氏物語の絵が描かれた蛤は、林さんご自身が築地や遠くの産地まで行かれて、その選別からされているとお聞きしたこと。だから「蛤のエキスパートにもなれるのよ」だとか。そして吟味された蛤を手に入れて、身の部分は美味しく召し上がって(笑)、そこから作業がスタートするそうです。先生曰くあまり大きなものより、中ぐらいの大きさの蛤が一番美味しいそうですよ!

ビックリ! 源氏物語の偶然!or必然?

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同じ平安時代を生きた『源氏物語』の作者・紫式部と、『枕草子』の作者・清少納言は、最大のライバルでもあったのですが、なぜ2人がライバルとなって、しかもどちらも後世に残る傑作を残したのか…?、今回は源氏物語が誕生した背景にも迫りました!

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同志社女子大学・名誉教授の朧谷先生にお話を伺ったんですが、実はそこでビックリする事実が!?色々お話をして下さった先生が、なんと私が宝塚にいた時の公演を偶然にも観て下さっていたんです。3年前の源氏物語千年紀に上演した源氏物語で、先生に「そのとき私は浮舟を演じていました」とお話しすると「え、君がやっていたの!?」と盛り上がって嬉しかったですね。源氏物語というと夕顔、紫の上などに焦点が当たることが多いですし、浮舟は光源氏が亡くなった後の世界の宇治十帖に登場するので、知っている方も少ないので…。でも演じる前は『源氏物語』について色々調べもしたので、今回の源氏物語レポートはすごい偶然!もしかすると必然?を感じましたし、そのゆかりの地を巡ることが出来たのは、本当に貴重な経験でした!
『源氏物語』というと、私も含めそのお話の長さ故に構えてしまいがちですが、でも現代語訳やマンガなど親しみやすいものもありますし、ぜひ一度はその世界を楽しんでいただきたいです。番組ではそんな思いと、きっと読みたくなる源氏物語の面白さが凝縮されていると思います!

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