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第1208回
最新楽園案内!
ミクロネシア 美しき島々に眠るミステリー

2011年11月19日 夜9時〜

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坂本 三佳(さかもと みか)

1980年9月13日生まれ。趣味は映画鑑賞、音楽鑑賞、写真、ギター。
特技はクラリネット演奏、日本舞踊 名取(花柳静清三)。女優として数々のCM、ドラマ、映画に出演。
ミステリーハンターは今回で60回目(スペシャルの回は含まず)。

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太平洋に浮かぶ南洋の楽園ミクロネシア。エメラルドグリーンの美しい海とその下に広がる鮮やかな珊瑚礁、そして豊かな自然に溢れています。また大小様々に点在する島には、独特の伝統文化があり、族長をリーダーとして穏やかな暮らしをしています。そんな素朴なミクロネシアに、世界的に注目をあびた遺跡があります。ミクロネシア最大の島ポンペイにある海上遺跡ナンマドールです。浅瀬に100近くの人工の島を築き、そこに巨石を積み上げ建てられた建造物があるのです。その精巧さと規模の大きさから、かつては謎のムー大陸の都だとも言われていました。さまざまな魅力があるミクロネシアを訪れたミステリーハンターの坂本三佳さんにお話を伺いました。

グアムから数時間で別世界

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ミクロネシアでは、久々に何もない素朴で穏やかな暮らしを体験できました。グアム経由で行くのですが、都会的なグアムの街とは対照的です。飛行機で数時間なのに、これほど違うものかと思いました。残念ながら諸事情により、番組では放送できないのですが、チューク州の北島へ行ったとき都市生活者との違いを最も感じたのが、子供たちのたくましさです。そこでは、ほぼ自給自足の生活をしていて、子供でも何でもできるんです。ハサミの大きいヤシガニも、キャッキャとはしゃぎながら名人のように獲っていましたし、大人のする仕事はだいたい子供もするんです。

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ある家庭で食事の支度をしているときに、5歳くらいの小さな女の子が、獲れたばかりの小さな魚をくわえていたので、「まだ食べちゃだめだよ」と言ったのですが、彼女は歯で魚のお腹をちぎって内臓を出すという下処理をしていたんです。私の一言はよけいなお世話でした(笑)。島からグアムへ就職する人もいるそうですが、故郷での暮らしの方が合っていると戻ってくる人が多いと聞きました。都市でアクセク働いて便利で快適な暮らしという選択肢もありますが、こんな穏やかに暮らせる故郷があるならそれもわかるなぁと思いました。

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取材続行不可能かもという大ハプニング発生!

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先ほど諸事情と言いましたが、私も初めて、番組に20年以上携わってきたディレクターさんも初めてのハプニングが起きてしまったのです。ミクロネシアへは、グアムからチューク、ポンペイ、コスラエの順に飛行機が島ごとに着陸して行くので、最初にチューク、そしてポンペイを取材することになっていました。チュークでは、まず海の取材をすることになって、沈没船のある有名なポイントへ潜ったのです。そしたら海に潜ってすぐ、ちゃんとハウジングしていた水中カメラにどんどん海水が入ってきて、カメラが壊れてしまったんです。それだけでも大ショックな事件でしたが、その次には陸上を撮影するカメラが動かなくなり、私がディレクターさんの水中デジカメで撮った画像は再生できないという事件が続き、最後にとうとう予備に持ってきたカメラもダメになってカメラ全滅になってしまったんです。

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出来る限り手を尽くしてカメラを借りる所を探しましたが、ミクロネシアではテレビ局もなく、有名なダイビングスポットではあるのですが、水中カメラを持っているダイビングショップもない。やっとグアムで水中撮影ができるカメラを借りることができて、どうにかそれで撮影を続けていたのですが、すべてそれで撮影をするわけにもいかず、結局日本からカメラを持ってきてもらうことになりました。ご存知の方もいると思いますが、チュークの沈没船は日本軍のもので、ここではたくさんの方が亡くなっています。今も仲間や家族の慰霊や遺骨収集のためにチュークを訪れる方がいます。私たちも祈りの気持ちを込めて潜ったのですが…。何かの事故でいっぺんにカメラが壊れたというなら不運だと思えますが、原因も定かでなく次々にカメラが壊れていくと、どうしても祟り?という思いがよぎってしまいますよね。

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でもそんな時ディレクターさんが、自分は何度か取材で有名な占い師に占ってもらったことがあるけど、いつもものすごく強い守護霊に守られていると言われたから大丈夫、必ず乗り切れますと言ったんですね。その力強い言葉に急に場の雰囲気がポジティブに変わったんです。そしてみんなで協力して撮影を終えることができました。でも正直、ここの映像もお伝えしたい!と思った所もたくさんあったので、それはまたの機会に乞うご期待ということで(笑)。

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