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第1205回
水の上の異空間 ヴェネツィアへようこそ!

2011年10月29日 夜9時〜

セレブなヴェネツィア暮らしが実現!?

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ヴェネツィアでは今、外国の人たちが不動産を購入するブームがあるそうですよ。サンマルコ広場の目と鼻の先に、ミュージシャンのエルトン・ジョンが家を買っていたりして。そこで今回は、ヴェネツィアの不動産屋さんと物件めぐりへ行ってきました!絵になる景色の中での暮らし、美味しい料理など、想像するだけでうっとりですが、しかし見せていただいた物件は手が出ないほどお値段も素晴らしい!でも15部屋もあろうかというその家の中で、リッチな雰囲気の赤い衣装を着て、奥の部屋から歩いて来るシーンを撮影していたら、横で見ていた不動産屋さんが「お仕事はモデルですか!?あなたならこの町の雰囲気にも合っています!この物件を買えるのでは?」とすかさず勧めて下さいました(笑)。

レガータ祭りに注目! その様子とは?

ヴェネツィア繁栄の秘密を探るべく、ゴンドラ乗り競争のレガータ祭りをレポートしました。ヴェネツィアの男の子は8歳くらいからゴンドラの漕ぎ方を習って、ゴンドラに乗れない男はモテない!と言われてしまう程だとか。ゴンドラ乗り競走・子供の部でも、「すごい速さで来たな〜」と観客を驚かせる男の子たちがいて、2人は見事優勝したんですが、でもよくよく見たらなんと女の子!?逞しいです!さらに盛り上がった大人の女性の部も、その熱い戦いぶりに注目です。今でこそ女性の強さが注目されるけれど、ヴェネツィアではもう何百年も前から行われているそうですよ。

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そしてレガータ祭りのメインは、ゴンドラの漕ぎ手であるプロのゴンドリエーレたちが最速の王者をかけて激突するレースでした。現地の方に「どのチームを応援しますか?」というインタビューをして、当日は私たちも有力視されていたあるチームを応援したんですが、その結果はなんと!? そしてレースの後、勝ったチームにはインタビューをしましたが、一方の負けたゴンドリエーレの方たちは、見るからにガックリ肩を落とし、もう声がかけられませんでした…。ヴェネツィアを語る上で、このレースの白熱ぶりはやはり欠かせないそんな凄さが伝わってきました!

ゴンドラの上で嬉しい再会も?

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ヴェネツィアがテーマということで、今回のオープニングはゴンドラに乗って登場!なんですが、その撮影中、カメラマンさんが「あれ?」とあることに気付いたんです。船を漕いでいたゴンドリエーレの方が、7年前のオリエント急行の回でお世話になった方と同一人物のような…?お聞きすると「そうだよ、7年前にも俺日本の番組のロケで漕いだんだよね〜」と仰ったので、「その時も私、私〜!」と言ったら「覚えてるよ〜!」と再会に盛り上がりました。彼は「テレビが来ると大体呼ばれるんだよ」というゴンドリエーレさんで、確かに絵になる人なんですよ。

これもヴェネツィア繁栄の秘密?
グイグイ引き込まれ…、この町は劇場も熱かった?

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毎日、朝から夜までみっちり撮影の日が続いたんですが、1日だけ夜の空いた日があったんです。そこでスタッフみんなで劇場へオペラの「椿姫」を観に行きました。ヴェネツィアは決して広くない町の中に17世紀頃から17個もの劇場が作られていて、しかもオペラで知られた「椿姫」はなんと、私たちが観に行ったその劇場で誕生したそうです。内容は娼婦と青年のせつない悲恋ですが、発表された当時は娼婦がヒロインというのがセンセーショナルで、初日はかなりのブーイングだったとか。でもこの芝居を作った人は「後に時代が判断してくれるはずだ!」と言ったそうですよ。私たちが観たのはその現代版で、耳にしたことのある曲も多くて面白かったです。それに観客の方たちはとにかくはっきりしているんですよ。反応がすごく分かりやすくて、上手い役者には「ブラボー!」と拍手喝采!ヒロインの父親役を韓国人の男性が演じていましたが、この方が一番すごい声援でした。私たちも言葉が分からなくてもオペラや会場の空気に引き込まれて、本当に楽しむことが出来ました!

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