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第1201回
英国史上最大のスキャンダル ヘンリー8世と6人の王妃たち

2011年9月24日 夜9時〜

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坂本 三佳(さかもと みか)

1980年9月13日生まれ。趣味は映画鑑賞、音楽鑑賞、写真、ギター。
特技はクラリネット演奏、日本舞踊 名取(花柳静清三)。
女優として数々のCM、ドラマ、映画に出演。
ミステリーハンターは今回で59回目(スペシャルの回は含まず)。

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今からおよそ500年前…、中世から近世へ大きな変革が求められた時代に、類稀な政治手腕を発揮したイングランド王ヘンリー8世。その一方で彼は英国王室史上最も美しく、スキャンダラスな王といわれています。
今回はミステリーハンター・坂本三佳さんが、ヘンリー8世の素顔とその妻となった6人の女性をレポート!実はこの王と王妃たちが、現代のイギリスの運命を決定付けたというのです。一体どんな発見が待っていたのか、坂本さんにお話を聞いてみましょう。

ヘンリー8世と6人の王妃たち 注目は歴史を動かす男女の愛憎劇!?

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女の子は結構その匂いをかぎつけているというか(笑)、私の周りではいわゆる歴女のように歴史に詳しくなくても、ヘンリー8世のことを知っている人は多いようです。肖像画のインパクトが強くて印象に残っている人もいましたが、映画「ブーリン家の姉妹」で描かれた2人目の妻、アン・ブーリンとの結婚にまつわる数々エピソードから興味を持った人もいるみたいで。
それにイギリス王室というと、ダイアナ元皇太子妃をはじめ、日本の皇室やほかの国の王室とは全く違うニュースやスキャンダルが取り上げられるから、現代も注目度が高いですよね。その中でも今回ご紹介するヘンリー8世は、生涯で6度も結婚して、しかも王妃となったうちの2人は結婚を解消され、また2人は処刑されているんですよ…。

英国王室史上最も美しくモテモテ! 女好き? 残忍!?
様々な形容詞のあるヘンリー8世の実像は?

肖像画を見る限り全く私のタイプではないんですが(笑)、身長190cmだったヘンリー8世の甲冑を見るとその存在感が伝わってくるし、危険を伴う競技にもかかわらず好んで行ったという馬上槍試合を目の当たりにすると、これがすごい迫力!だからもし生身の人間として目の前に現れたら…、後世まで伝えられる程の魅力がやっぱりあったんだろうなと思えてきました。また多芸で人を楽しませることが好きだったりして、レポートした中にはなんだか可愛いエピソードもあるんですよ。

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一方の王妃たちは…

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若い頃はそれこそモテモテで何でも思い通りにしていたようなヘンリー8世ですが、6人の王妃たちを見ていくとそれを上回るしたたかさが垣間見えるのも面白かったですね。それぞれのキャラクターの違いも含め興味深いところです。

1人目 元々は兄嫁だった憧れの女性キャサリン・オブ・アラゴン
2人目 愛人ではなく王妃の立場を望んだ野心家アン・ブーリン
3人目 アン・ブーリンと対照的に従順なジェーン・シーモア
4人目 肖像画が気に入られ結婚したアン・オブ・クレーブス
5人目 30歳も年下だったキャサリン・ハワード
6人目 教養豊かなキャサリン・パー

例えば最後の妻になったキャサリン・パーは、ヘンリー8世の死後、昔の恋人とすぐに再婚しちゃうんです。亡くなってからはイングランド南西部にあるお城の中の教会に棺が安置されるんですが、その教会のステンドグラスには再婚相手の男性と、ヘンリー8世がキャサリンの両側に描かれていました!それを見た時は、ちょっと複雑な気分というか、もしかすると彼女が一番したたかに振舞っていたのかな?と思えてきたり…。 だから番組をご覧になる時は「この6人の中で、本当に心の底からヘンリー8世を愛していた人って…」なんて考えながら見ていただくと、さらに楽しめると思います!

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