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第1200回
絶景シルクロード 三蔵法師も見た地球太古の記憶

2011年9月17日 夜9時〜

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宮地 眞理子(みやち まりこ)

1978年2月27日生まれ。神奈川県出身。女優として映画、TVドラマ、舞台などに多数出演するほか、CM、雑誌等でも幅広く活躍。趣味はボディボードと映画鑑賞。「映画は本当に大好きですね」との言葉通り、映画雑誌に連載を持っていたこともあり、自身でも「RAILWAYS」('10年)、「誘拐ラプソディー」('10年)に出演。ドラマではTBS「温泉へGO!」('08)にレギュラー出演する。特技は、新日本舞踊、合気道。
ミステリーハンターは今回で43回目(スペシャルの回は含まず)。

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今回で放送1200回を迎えた「世界ふしぎ発見!」。その記念すべき回では、すべて番組初取材となるとっておきの場所をご紹介します。舞台となるのは、三蔵法師の時代から交易の道として、遠い異国の物資や文化を運び伝え、数多くの国の文化に影響を与えてきたシルクロード。今回番組では、中国・新彊の都市ウルムチから1〜2日ほどの距離にある、まだあまり知られていない絶景ポイントを目指します。そこは地球太古の歴史を物語る壮大な絶景や、古の人たちが残した人類の悠久の歴史の跡を見ることができるというのです。ミステリーハンターの宮地眞理子さんにお話を伺いました。

新彊最大の都市ウルムチ

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まず日本から北京、そしてウルムチに向かいました。ウルムチがどんな街かあまり知らなかったのですが、北京からかなり内陸に入った所ですから、なんとなくシルクロードのオアシスのような所を想像していたら、これが全くの見当違いでした(笑)。高層ビルが立ち並ぶ近代的な大都市で、とても驚きました。ウルムチは「美しい牧場」という意味なんだそうですが、街の中心部に今はその面影はありません。近くに油田が見つかって近年急速に発展したそうです。でも街を行き交う人たちの顔立ちはやはりエキゾチックで、バザールに流れる音楽も中央アジア系、シルクロードの入口に来たんだという実感はありました。

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それから移動は大変でしたね。朝ドライバーさんが、今日は6時間とか8時間とか言われるのですが、だいたいプラス2時間はよけいにかかりました。順調に行けばドライバーさんの言われた時間で着いたのかもしれませんが、工事のため迂回したり、道が悪くゆっくり走ったりするとすぐにそれくらいかかってしまうんです。もちろん渋滞ではないですよ(笑)。迂回するにも、道が縦横無尽にあるわけではないので、かなり遠回りすることになるんです。地図で見るとそんな遠くではない所でも、道がないためになかなか着かない。やっぱり秘境に来たんだと思いました(笑)。

大地の激変を物語る五彩湾

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取材をした3ヶ所すべてに言えることですが、ビジュアル的にも壮大なのですが、その風景ができるまでの時間の経過がこれまた壮大すぎて、人類の歴史とか人の一生のスパンだとそのスケールに追いつかないんですね(笑)。五彩湾は、かつて湖だった所です。今の乾ききった大地を見るとそれも信じられませんが、どこまでも続く鮮やかな地層を見ているとその湖の大きさにも驚かされます。これほど大きな湖が、どれだけの時間をかけて今の状態になったのか…まさに気の遠くなる時間を経てきたのですね。またこの付近一帯は恐竜の化石がたくさん見つかる場所としても有名なんです。

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かつて五彩湾が水に満ち青々と緑が茂り、恐竜たちが悠々と歩いていたというのは、おとぎ話のようにも聞こえますが、その一方、今ここで恐竜が歩いていてもおかしくないような気もしました。五彩湾は、地形が複雑なので、ガイドの方に案内していただかないと迷ってしまうそうです。私も案内していただいて確かに自分一人だと、もと来た道を帰るのでも自信はないと思いました(笑)。そして五彩湾の全景が眺められる場所があるのですが、そこからストライプの地層を見ていると、ここはどこ?と自分がどこにいるのかもわからなくなるよう感覚があったんです。うまく言葉にはできないのですが、普段の感覚が狂うと言うかなくなるというか…とてもふしぎな絶景でした。

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