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第1194回
オーストリア額縁紀行 絵になる風景に秘められたアルプスの謎

2011年7月23日 夜9時〜

絵になる町の絵になる生き物?

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ヨーロッパの名家、ハプスブルク家の繁栄の原点となった町、グラーツを取材しました。17〜18世紀の建物が立ち並ぶ旧市外は、建物に細かくて美しい装飾がされているからつい見入ってしまって、普通にスタスタ歩いていくのは難しかったです。ただ建物の1階にはH&Mやスワロフスキーなど現代のショップが入っていて、そのコラボレーションは、絵になる景色のちょっとした不思議!?
グラーツでは贅を凝らした貴族の宮殿、エッゲンベルク城の様子をレポートしたんですが、そのお庭では孔雀が放し飼いにされていました。結構たくさんいて、羽を広げるとその毛並みや青みがかった宝石の様な輝きも、すごくきれいでした!

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ただその鳴き声が…、すごいというか何というか(笑)。「プファーッ!」とトランペットを鳴らす様な独特の声!?それもかなり音が大きいうえに、ずっと鳴いているんです。お城の中で、世界中から集められた貴重な芸術品や、日本との関りをレポートしていると、その間も外からかすかに「プファーッ!」と鳴き声が聞こえてきて、ちょっと可笑しかったです(笑)。

額縁を持って旅した感想は…?

ウィーンやグラーツの町を歩けば、芸術品の様な建物や彫刻が所狭しと並んでいるのに、少し足をのばすと手付かずの自然が残っていて、本当に見応えのある旅でした! 19世紀にはヨーロッパ貴族の間で、一大ブームを巻き起こしたアルプスの旅ですが、今回のレポートから、その理由や魅力を十分感じていただけると思います。

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とはいえ撮影となるとスタッフは正直、大変でした!美しい景色をより良い構図でお見せしたいと思うから、番組では絶景にさりげなく額縁を合わせてご紹介していますが、実はそこに様々な苦労が!「もうちょっと右側を上に!」とか、額縁を手で持っているとブルブルしちゃうから、何か支えになる物を持っていっても、それを置きたい場所に石が転がっていたりなどもう色々。さらに天気を気にしながら何度も微調整を重ねて、ようやく「今だーっ!」とか、「額縁にもっと光を〜!」とか(笑)、とにかく必死。その場に居合わせた観光客の方からは「この人たち、何をしているんだろう?」と見られもしましたが(笑)、でも楽しかったです。私も額縁を持って「絵になる風景ですね!」とレポートしようとするんですが、「あっ、白石、左下がってるよ」と言われて、自分で調整しながら「絵になる…」「絵になる…?」「え、絵になる!?」「絵になる風景ですね〜!」と、何度も何度も言ってました(笑)。でも本当に美しい景色、素晴らしい絵になっているはず(?)ですので、みなさんぜひご覧下さい!

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