2011年7月23日 夜9時〜
白石 みき（しらいし みき）
1982年11月15日生まれ。モデルをしていた母の影響のもと3歳よりモデルとしてデビュー。以来、モデル、女優として、雑誌、CM、映画などで活躍。
また明るく親しみやすいキャラクターで、司会やレポーターでも幅広い層から人気を集めている。
趣味はマラソン、自転車、カメラ、水泳、特技は書道4段、ピアノと多彩。
昨年、写真集「Pure White」（ワニブックス）、DVD「Milky White」（イーネットフロンティア）を発売。
公式ブログは「白石みきの喜怒哀楽ちゃん日記Ver2.0」
ミステリーハンターは今回が9回目。
19世紀、ヨーロッパでは王侯貴族の間でアルプスを旅する一大ブームが巻き起こりました。まるで一幅の絵の様なアルプスの風景に魅了されたのです。 今回はミステリーハンター・白石みきさんが、雄大なアルプスに抱かれたオーストリアへ！初夏を迎え鮮やかな美しさを見せる森や湖、彫刻や装飾が美しい建物が並ぶ町など、絵になる景色を額縁で次々切り取っていくことに。しかし…、絵になる風景には、決して美しさだけでは語れない秘密が隠されているといいます。では一体どんな発見が待っていたのか、早速、取材のお話を聞いてみましょう。
アルプスには絵になる絶景ポイントがたくさんあるんですが、その中でも標高約2100mのクリッペンシュタインの山頂には、崖から突き出した展望橋があって、スリル満点の絶景が味わえるんです！ ところが撮影に向かった日はあいにくの天候…。番組ではその様子と、快晴の日の絶景の両方を紹介しています。悪天候の取材の中でもスタッフみんな最後まで諦めてなくて、山頂へ行くロープウェイは地上から見ても霧の中に入っている感じでしたが、「山の天気は変わりやすいから、もしかしたら」という望みをかけて出発しました。そして展望橋の最寄駅に到着したところ…、かなり吹雪いていてさらに雹まで降ってきたから、ひとまず山小屋へ移動して、様子をみることにしたんです。
そこで温まろうとコーヒーを飲もうとしたんですが、カップに口を付けようとしたまさにその時、現場を確認に行っていたディレクターさんから「ちょっとみんな来て！今、雲に切れ間がっ」という電話！山小屋のある場所は天気が悪いままだったから、「え？これで!?」と思いながらも慌てて展望橋へ。そうしたら青空とまではいかないけれど、吹雪もおさまってきたんです。このチャンスを逃すわけにはいかない！と、スリル満点の展望橋で早速撮影を始めたんです。でも…、その日はやっぱり絶景というより絶叫でした…(笑)。風がものすごく強かったから、ただでさえスリリングな橋の上で「吹き飛ばされそうっ！」という怖さの方が、絶景に勝る感想になってしまって。
そして日を改め、再びクリッペンシュタインの展望橋へ。前回がものすごく寒かったから、この日はかなり着込んでカイロもいっぱい貼っていったんですが、今度はもう暑いくらいで天候も穏やか！青空が広がって、アルプスりんどうというお花も咲いていて、初夏を迎えたアルプスの爽やかさを花で味わうことも出来る絶景でした！前回の様子とあまりに違っていて驚きましたが、ある意味、運が良かったのかも!?考えてみると、雲に包まれた悪天候のアルプスはちょっと幻想的な雰囲気もありましたし、そのおかげで結果的にアルプスの色んな絶景が見られたのかもしれませんよね！？
今回ご紹介する絶景は、その中に意外な秘密を隠しているんです。世界で一番美しい湖畔の村といわれるハッシュタットでは、なぜか山の上にある世界最古の岩塩坑の様子をレポートしました。
3000年以上前に使われていたという木の階段が残された場所にも、特別に入らせていただいたんですが、あたりを見回すとキラキラ光っていて、それ全部がなんとお塩!?また壁の岩塩の層もすごくきれいで、そこに付着したお塩はザラザラしていなくて、まるで綿毛みたいにフワッ、フワッと壁に付いているんですよ。試しに舐めてみると、しょっぱさがあるんですけど、柔らかい塩気でした。すごく不思議な世界が広がっていたんです！
またその岩塩坑には、坑夫の人たちが使っていた滑り台があって、それを見学者が体験出来るようになっているんですよ。ほかの観光客の方は普通に降りていくんですが、でも実際はかなり怖いんです！傾斜が急で、サーっと滑り下りる際に持つところはないし、先も見えなくて…。しかも滑っている間、遊園地のアトラクションみたいに写真が撮られているんです。スタッフの写真を見たら、なぜか無表情や半笑い！？ちなみに私の写真は、「これは…、ちょっと見せられる顔じゃないね」とさらっと言われてしまいました。確かに怖くて目も開けられなかったから、トンカチで叩かれたみたいにもうぺっちゃんこ！？でも一応、記念に買ってきました(笑)。