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第1188回
絵葉書の中を歩こう ポルトガル幸せ紀行

2011年5月28日 夜9時〜

ポルトガルに数多くある奇跡の起きた場所

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ポルトガルには聖母マリア降臨の場がたくさんあって、そこは聖地となっています。なかでも有名なのが、3人の子供が6ヶ月の間、毎月13日に聖母に会ったというファティマです。実は私、子供の頃「世界ふしぎ発見!」を見て、ファティマの奇跡を知ったのです。取材前に親にファティマへ行くと話したら「あぁ」と覚えていたようなので、当時かなり私が騒いでいたのかもしれませんね(笑)。それほどファティマの奇跡にインパクトを受けたのだと思います。ですからふしぎなご縁で今回取材できたことは本当に嬉しかったです。奇跡が起きたときは、貧しい小さな村だったそうですが、今は立派な聖堂が建ち、多くの巡礼者が訪れる聖地になっています。

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今回ファティマについて取材してみると、改めてすごいことが起こったのだと思いました。しかもその奇跡が起こったのが、遠い昔ではなく20世紀というのも興味深いですね。番組では聖母降臨の場を3ヶ所取材しましたが、共通しているのは、小さな村の子供がマリア様に会っているということです。今は聖地ということで人が訪れる場所になっていますが、聖母降臨の場所に大きな水晶が飾ってある村は奇跡が起きた当時の面影が残っている所ではないかと思わせるような所でした。のどかというのは、こういう場所のことを言うのだなと感じた村なんです。

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三角巾をした日焼けした女性が鍬を担いで歩いていて、彼女を追いかけるように犬がはしゃいでいて、周りは一面のブドウ棚。真っ青な空に真っ白な雲が浮かんでいて…こんなにも穏やかで美しい所なら、マリア様も降りてくるかもと思いました(笑)。

幸せ紀行の終わりに…

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巡礼というと険しく長い道のりを歩くというイメージがありますよね。でも今回訪れたポルトガルの道は、苦難を乗り越え達成するという感じではない幸せ紀行ですから、サンチャゴ・デ・コンポステーラに着いても感極まるなんてことはないよねとスタッフと話をしていたんです。でもヨーロッパ三大聖地の迫力は凄かったです。それぞれの想いを秘めながら巡礼の旅を終えたたくさんの人たち、そして荘厳な聖堂を目の前にすると、ぞくぞくじわじわ込み上げるものがありまして(笑)。事前に交わした言葉がよぎって、なんとか堪えましたけど、やはりサンチャゴ・デ・コンポステーラに来たんだという感動がありました。そして最後にちょっとふしぎなことがあったんです。

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私は日本を発つ前に、ポルトガルの週間天気を調べてみたのですが、見事に雨続きだったんです。現地に着いてコーディネーターさんと合流したときも「残念ながら天気がずっとよくないようです」とまず言われたほどです。でも実際は番組をご覧になって頂ければわかると思いますが本当に爽やかな快晴が続きました。予報では雨でも降らないこともあってそんなときは「奇跡だ」と言っていました。一度雨は降ったのですが、撮影には影響がありませんでした。そして最後にサンチャゴ・デ・コンポステーラでの撮影を終え、「はい、終了!」と言ったところで雨がザーッと降ってきたんです。私たちはその雨を見て思わず「奇跡だ」。ハイ、私は奇跡を信じます(笑)!

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