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第1187回
ネパール大紀行 ヒマラヤと女神に守られし大地

2011年5月21日 夜9時〜

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諸岡 なほ子(もろおか なほこ)

1975年4月19日生まれ。福岡県大牟田市出身。中央大学・総合政策学部卒業。
趣味は読書、散歩。作詞家MONAとしても活動中。著書に旅のエッセイ&写真をまとめた『地球のどこかの秘境から!?』(実業之日本社)。
オフィシャルブログは、「旅の途中のスウィートホーム」。
ミステリーハンターは今回で45回目(スペシャルの回は含まず)。

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国土の中央部にヒマラヤの山々が連なるネパール。人々は山脈の間に点在する盆地に町を築き暮らしてきました。その中でもインドとチベットを結ぶ交易の要衝だった首都カトマンズは、2000年以上前からアジア各地の商人が行き交い、30を越える民族が暮らす町に。しかしネパールでは20世紀半ばまでの約130年、鎖国が行われたために近代化が遅れ、まるでタイムカプセルのように中世アジアの姿を残す場所になったといいます。ネパールで一体どんな発見が待っていたのか、まずは取材の様子を聞いてみましょう。

ワクワク!?首都カトマンズへ行くと…?

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カトマンズに行ったのは2回目ですが、交易の町だったのでバザールからは色んな国の顔が垣間見えるし、アジア各地から西洋まで色んな文化が混ざっていたり、宗教も仏教やヒンズー教が混在していたり…。まるで映画に出てくる様なごった煮的なアジアの面白さを、存分に感じられるのが楽しいですね!また個人的には、町で売られている山の地図を見てもワクワクしちゃいます。憧れの7、8000m級の山々の地図が店先にバーっと並んでいたりして。カトマンズはヒマラヤ登山の入り口で、山に向かう人たちはまずカトマンズを訪れ、そこからエベレストなどへ向かうんですが、その入り口感にトキメいてしまうんです(笑)。

ヒマラヤの絶景を独り占めできる場所が?

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ヒマラヤの麓に位置するポカラです。今中央アジア最高のリゾートとして注目されている場所なんですよ。そのポカラで8000mを誇るアンナプルナや、聖なる山マチャプチャレなど、ヒマラヤの絶景を独り占め出来てしまうのが"エンジン付きグライダーの遊覧飛行"!最初にその小さなグライダーを見た時は、「これって裸で飛ぶようなもの?」と思いましたが、でも煙と何とかとは高いところが好きと言う言葉もありますし(笑)、スポーツ感覚で挑戦しました!
いざ乗ってみると、やっぱり鳥みたいに飛べるのが良かったですね!上昇するにつれ気温が下がったり、雲を突き抜けてく時にひんやりしたりするのをダイレクトに感じながら…。
少し慣れてきたら、「ちょっとやってみるか?」とパイロットさんが操縦桿に触らせて下さったんですよ。その時は「これ今私で飛んでるっ!?」とかなりハイテンションに(笑)!だから「ほら、あっちを見て」と言われた時は、もう何を見せてくれるのかと期待いっぱいでその方向を向いたら…、パシャっと!? グライダーにカメラが設置されていて、高度1万2000フィートで営業用の写真を撮られてしまいました(笑)。

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そこで見た絶景は?

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が登ってはいけない、登ったことのない聖なる山マチャプチャレなどを、見上げるのでもなく同じ視線上に見ながら近づけるというのは、やはり特別でした。ありがたいという気持ちになりますね。また麓から山々を見た時は、手前に低い緑の山、その向こうにそびえ立つ雪山と、山が2つ見えていたんですが、グライダーで上昇しながら山に近づいて行くと、緑の山から、岩肌の見える山の稜線が続いて、その奥が雪山に…。つまりグラデーションを見せながら続く全てが、ひと繋がりの山だったんです!「私の立っていた足元からあの聳える山に続いていたんだ…」、という大自然の感動がありました!

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