2011年5月7日 夜9時〜
アッシジでロケをしている間、毎日食べていたものがあって、それはうどんよりもひと回り細いスットランゴッツィという名物パスタ。最初にトリュフソースのスットランゴッツィを食べたんですが、もうガーン!っていうくらいの美味しさでした!それからスットランゴッツィを食べなかったのは、朝食の時くらい。おなかの中は常にスットランゴッツィでした(笑)。
また取材しているとよく「アッシジは気に入りましたか?」と聞かれたりするんですが、その時に「イエス、イエス、スットランゴッツィ〜!」と言ったら、「オーッ!」っという感じで大喜びしてもらえました。「君は好きなんだね!スットランゴッツィ〜!」と盛り上がって(笑)、楽しいコミュケーションにもなりましたよ。
このロケの間、私が日本人と分かると「頑張ってね」と言ってくれる人がたくさんいて、本当に歩くたびに声をかけられていた感じでした。空港でパスポートを出した時も、税関の人に英語で何か言われたから「何だろう?」と思ったら、「ア〜、フクシマ〜」と言っていて、思いがけず励まされたことも。また「頑張ってね」の他にもうひとつ言われたのが「日本は本当に素晴らしい国だね」ということ。「どうして?」と聞くと、イタリアだったらまずは自分が自分が!と我先に身の安全をキープしようと大パニックになったり、感情の起伏が激しいから大変だったりするのに、日本の東北の人たちが事態を粛々と受け止めて、静かに泣いている様子が報道されて、その姿にものすごく感銘を受けたと話してくれました。「すごい民族だね」と3回くらい言われました。 それを聞いて日本人で良かったというか、やっぱり誇りに思えますね。外国に行くと色んなことが吸収できるけれど、今回はそういう意味でも癒しやパワーをもらいました。だから私も自分に出来ることを頑張ろうって、すごく元気になれた気がします!