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第1184回
元祖クールジャパン!百万都市お江戸の秘密

2011年4月30日 夜9時〜

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白石 みき(しらいし みき)

1982年11月15日生まれ。モデルをしていた母の影響のもと3歳よりモデルとしてデビュー。以来、モデル、女優として、雑誌、CM、映画などで活躍。
また明るく親しみやすいキャラクターで、司会やレポーターでも幅広い層から人気を集めている。
趣味はマラソン、自転車、カメラ、水泳、特技は書道4段、ピアノと多彩。
昨年、写真集「Pure White」(ワニブックス)、DVD「Milky White」(イーネットフロンティア)を発売。
公式ブログは「白石みきの喜怒哀楽ちゃん日記Ver2.0」
ミステリーハンターは今回が8回目。

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今回「世界ふしぎ発見!」の舞台は、江戸時代後期。長く戦のない時代が続き、暮らしが安定していたので、庶民文化が開花、円熟していった時期です。特に江戸は、当時世界一人口密度の高い大都市で、驚異的な識字率も誇っていました。そしてそんな江戸後期の暮らしの中に「クールジャパン」の原点があると言うのです。江戸庶民文化の中にあるカッコイイ日本とは?ミステリーハンターの白石みきさんにお話を伺いました。

知恵の宝庫!長屋暮らしに感激!?

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時代劇や浮世絵などを見ると、江戸時代は今とは全く違う過去のように感じてしまいますが、今回の取材でそんなことはないんだと実感しました。江戸時代と今は繋がっていると感じることがたくさんあったのです。私たちが‘今どきの’なんて思っていることは少し形が変わっているだけで、たいてい200年前の江戸の人がやっていたことなんですね(笑)。それはとても興味深く楽しい発見でした。また長屋の暮らしを取材したときに強く感じたのは、江戸庶民が普通にしていたことはなんて素晴しいのだろうということです。まさに、クールジャパン!クール江戸!です(笑)。再現した長屋の入口で部屋を見たときには、一人住まいの部屋としても狭いと思ってしまったのですが、中に入っていかにして狭い空間を快適にするかというさまざまな工夫を教えて頂いた後には、人は6畳一間のスペースがあれば、十分家族で暮らしていけると納得していました(笑)。

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決して何もない哀れな生活なんかじゃないんです。むしろ物に頼り過ぎている私たちが見習わなければならないことがたくさんありました。それは人とのコミュニケーションについても言えると思います。江戸の人は人との関わり方や距離のとり方がとても上手かったと思うのです。長屋では、洗い場やお手洗いが共同ですが、そこがコミュニケーションの場になり、お互いを理解し助け合っていたそうです。日々の暮らしのなかに、物ではなく知恵が溢れている、江戸の人たちは本当にカッコイイと思いました。

知恵だけじゃない遊び心もいっぱいの江戸の暮らし

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長屋暮らしをしていた江戸の庶民の生活は、今の言葉で言えば経済的に余裕のない暮らしだったはずですが、流行りものや季節を楽しむイベントが大好きで楽しむことを諦めてないというよりむしろ積極的だったところも素敵だなと思います。取材で江戸時代に作られ今も残っている富士塚に登りましたが、簡単には歩けないようにできているんです。ですからたいした距離ではないのに頂上に着くとけっこう息もあがって達成感がありました。富士参詣を手軽にできるようにという信仰心から作られたものですが、実際に富士塚に登るとちょっとテーマパークに来たような楽しさも感じられました。
また谷中のお茶屋で働く普通の女の子お仙が、メディアの力で江戸の若者が熱狂するアイドルになった話は、本当に驚きでしたし、やっぱり今と変わらないと感じることがたくさんありました。お仙の美しさにほれ込んだ絵師が、お仙の錦絵を描いて売り出したところ錦絵は飛ぶように売れ、お仙は瞬く間に江戸のアイドルになったというのです。しかもお仙は男性に人気があっただけでなく、若い女性たちのあいだではファッションリーダーとして憧れの的だったのです。番組の再現で私はお仙役をしたのですが、まず飛ぶように売れた錦絵を見てびっくり。体を反らして片足を上げているのですが、長時間は保っていられないとても不自然なポーズなんです。私はお仙になりきってカメラマンさんの「もっと足を上げて」というリクエストに「あいよっ」と応えましたが。なんだかちょっとグラビア撮影みたいでした(笑)。

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