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第1183回
セーシェル 楽園に埋められた海賊の財宝!

2011年4月23日 夜9時〜

浮かび上がる個性豊かな海賊たち!

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財宝の在り処を示す暗号文を読み解いていこうとすると、それを残した海賊たちの教養の高さや、頭の良さがうかがえるんです。それに海賊船というのはおそらく多民族を乗せていたと思うんですよね。とすると、彼らを仕切っていたリーダーたちはかなり語学力が高かったはず。また暗号文には、ギリシャ神話も取り入れられていて、ラテン語にも通じていたようなんです。
そんな歴史の知識や教養レベルの高いトップの人たちがいて、その中にはすごく残虐だったと言われる人や、とにかくルールを作るのが好きだった人も。

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だから取材していくと、単に海賊とひとくくりには出来なくなって、海賊船の一隻、一隻にもそれぞれにパーソナリティがあった様子が浮かび上がってくるんですよ。 悪いことをした人たちではあるけれど、私たちが海賊の映画などを楽しく観られてしまうのは、そんな個性溢れる乗組員の人たちがいて、意識的かどうかは分からないけれど、後の人間の興味を引くような宝の隠し方をしたり、時には茶目っ気を感じさせたりするからかもしれませんね。

楽園&海賊、というミスマッチからさらなる面白さが?

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楽園と称されるセーシェルの美しさと海賊は、一見ミスマッチですよね。でも美しい場所だからこそ、海賊の存在や彼らのお宝が埋められたことで、より一層ドラマティックな雰囲気に見えてくるんです。美しい自然の中に、人工物である財宝物を埋められている…。そういう言い伝えによってエルドラドではないけれど、私たちの興味やロマンをかき立てる演出が、おのずとされている島という感じがしますね。

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またセーシェルは孤島だから、独自の生態系がありますよね。一方の海賊たちもある意味、独自の生態を持つ集団ですよね(笑)?バードアイランドにはグンカンドリがいて、この鳥は他の鳥が獲った獲物を横取りしちゃうんですよ。だから島の歴史にも、鳥の楽園であるバードランドの生態系にも強奪犯がいるみたいで、それがリンクして見えました。どちらも競争や弱肉強食があって大変だけど、でも生きているってそういうことなのかなと思ったり…。ただ青い海と白い砂浜が広がる景色というだけじゃなく、そんな風にも奥行きが広がって、普通の楽園レポートとはまた違った面白さがあると思います!

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