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第1179回
江戸の貿易戦争 日本を鎖国させよ!

2011年3月19日 夜9時〜

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諸岡 なほ子(もろおか なほこ)

1975年4月19日生まれ。福岡県大牟田市出身。中央大学・総合政策学部卒業。
趣味は読書、散歩。作詞家MONAとしても活動中。著書に旅のエッセイ&写真をまとめた『地球のどこかの秘境から!?』(実業之日本社)。
オフィシャルブログは、「旅の途中のスウィートホーム」。
ミステリーハンターは今回で44回目(スペシャルの回は含まず)。

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今回「世界ふしぎ発見!」のテーマは鎖国。三代将軍家光によって始められたと言われている鎖国。しかしこの鎖国には多くのミステリーが秘められているのです。鎖国はひとつの政策ではなく、当時起こっていた諸問題を解決するためにとったさまざまな政策が、鎖国という状況を生みだしたというのが事実なのです。では一体その時日本ではどんなことが起きていたのでしょうか?日本がそれまで活発に行っていた外国との交わりを断つに至った理由を探るため、台湾と日本各地を巡ったミステリーハンターの諸岡なほ子さんにお話を伺いました。

江戸初期には知っているようで、知らないことが多い?

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戦国時代から徳川家光の時代くらいまでは、たくさんのドラマや小説でも描かれてきていましたから、日本史のなかでも一般的によく知られていると思います。でも今回取材をしてみると、「えっ?そうだったの?」と思うことがいくつもあって、知っているようで実はよくわかっていなかったのだと実感しました。そもそも鎖国の発端に、台湾を廻るオランダとの貿易戦争があったということも私は初耳でした(笑)。また当時日本はアジア最大の貿易大国だったとか、世界最大の銀の産出国だったとか、世界最大の軍事大国だったことなども、まさしくえっ?そうだったの?ですね(笑)。敵方は10万の兵が、なんて言葉がごく普通にドラマなどで出てきますし、私たちもそれを特別なことだなんて思いもしませんでしたが、当時の世界基準からするとそれは凄いことだったのですね。鎖国というテーマを軸に、こんなにもあまり知られていない事実があるのかと、私自身発見の多い取材でした。

台湾の旧正月のお祭で体当たりレポート

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台湾の台南は、台湾で最も早く開かれた所で、オランダ人が町をつくり、貿易拠点としていました。そこを取材したときちょうど旧正月のお祭が行われていたんです。これが信じられないくらい爆竹やロケット花火を使うんです。地元の方によると、ロケット花火で車のフロントガラスが割れたこともあるそうです。私は事前に厚手の作業服のようなものを着て、ヘルメットも被って完全武装しましたが、スタッフはそこまでしていなかったので、そのお話を聞いて急いで装備していました。日中は、数メートルはあろうかという爆竹をバンバン鳴らしていて、道路は爆竹の残骸で赤く染まるほどです。

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また神様の扮装をした人たちが、町を練り歩くのですが、爆発中の爆竹の上を歩いていくんですよ。私は火渡り神事をやったことありますけど、実はほとんど熱くないんです。でもあれは痛そう(笑)。私も驚いたのですが、爆竹も大量だと爆風が起こるんですよ。グッと体を押される感じでした。音も凄まじくて、慣れるまで呆然としてしまいました。そして夜になると、ロケット花火の大噴射が始まります。確か日本のロケット花火は、絶対に人に向けて発射しないようにと注意書きがあったと思いますが、このお祭では花火が人に当たるのをよしとしているんですよ(笑)。花火に当たると厄除けになるそうです。若者のグループは、「当たるぜ、イェ〜イ!」という感じでしたが、さすがに同じテンションにはなれなかったですね。でもここはしっかり当たらなくてはと花火が発射される山車の前でレポートしました。意外に熱くはなかったのですが、やはり爆発の瞬間は痛かったです。花火の量がもの凄いし、スピードも速くなかなか避けきれないので、やはり防御は必要ですね。実は私厄年なんです。厄払いになってくれたことを願っていますが…(笑)。

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