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第1177回
進化するアジア マレーシアの秘密

2011年2月26日 夜9時〜

実は日記さんの老後の夢も…

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クアラルンプール近郊には、ロングステイの日本人がけっこう住んでいます。郊外だとゴルフコースもたくさんありますし、ほどよい自然と便利な生活の両方揃っているんです。ですから高級マンションや高級住宅地も多いんです。取材させていただいた山田さんご夫妻に、ロングステイ先をマレーシアに選んだ理由をいくつか聞きましたが、人が優しくて、治安が良くて、食べ物がおいしいというお応えには、私も全く同感です。マレーシア料理ってイメージしにくいですが、マレーシアのご飯はどこで何を食べてもおいしくて私は大好きです。古くから多民族国家で、いろいろな国の文化が混ざったり、そのまま継承されているので、食に関しても選択肢がたくさんあるのが嬉しいですね。どんなに美味しいものでも、毎食同じものばかりだと飽きてしまいますから。

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その点マレーシアの都市では、日本料理やイタリアンのような外国料理のレストランもけっこう充実していますし、エスニック料理はもちろん、インドカレーや中華料理も本場の味です。ロケ中火鍋を食べたのですが絶品でしたよ。何年も住むロングステイの場合、食は大事ですよね。合わないと辛いし、体調だって崩しやすくなってしまいます。実は私もシニア世代になったら、マレーシアでロングステイしてみたいと思っているんです。毎日日本への直行便があるので緊急に帰国の用事ができても安心ですし、近隣の国へ旅行するのも便利、日本より物価も安いし、ご飯もおいしい、ダイビングスポットも多い、私にとってはいいことだらけ。実現できるといいなぁ(笑)。

人の多さに驚いた結婚式とマレーシア最大のお祭

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結婚式を取材したのですが、通りすがりの人も気軽に参加できるということで、その日の参列者は1000人以上。その数には驚きました。それでもセレモニーとしてはシンプルで、まず会場となるテントでバイキング形式の食事をして、新郎新婦が来たら式をしておしまい。私が見た限り、正装していたのは、新郎新婦と新婦のお父さんだけで、ほぼみなさんTシャツやジーンズなどのラフな格好の人が多かったです。2日がかりで食事の支度をしていたご親族の方は、ジャージにビーサンで一生懸命料理しておられました(笑)。地味婚と言うのか派手婚と言うのか迷いますよね(笑)。でも振る舞う方も振る舞われる方も変な気づかいはなく、和やかな感謝の宴という感じでいいなと思いました。

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人の多さと言えば、タイ・プーサムはもっと強烈でした。ヒンドゥー教のお祭なのですが、ワイワイと明るく盛り上がって、今日は羽目を外そうみたいなお祭ではないですね。神様に対して真摯に向き合い行動する日という感じでした。身を清めるために、髪の毛を剃る人がいるのですが、女性や子供、赤ちゃんまで剃髪しているのを見ました。さらに体に針や串を刺して苦行する方もいて、信者でない私はその場にいるのが申し訳なくなってしまうほどでした。150万人もの人が聖地である洞窟を目指すのですが、人の流れに沿って歩くのも大変なくらいで、ましてや流れに逆らっていくのは至難の業。完全に人酔いしてしまいましたね。マレーシアの人はとてもフレンドリーで優しいのですが、タイ・プーサムの日は誰もが人を寄せつけないような真剣さに満ちていました。今回の取材では、私にとって最大の発見です。マレーシアの知らない一面を見た体験となりました。

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日記さんのイラスト
「今回は現地で描いたものです」

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