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第1175回
世界最強の食卓!ベトナム米パワーの秘密

2011年2月12日 夜9時〜

超豪華!グルメ王たちが愛した宮廷料理

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宮廷料理が豪華なのは想像できましたが、ベトナムの宮廷料理は、見た目が凄いんです。実際には食べない、野菜やフルーツを彫刻したような飾りがド派手で、テーブルのかなりのスペースを占めているんです(笑)。また王様が食べるお食事は、一つの料理の量は少なく数が多いことが特徴なんだそうです。毎食50品くらいあったそうですから驚きです。庶民の私としては、そんなに食べられるのか?今日はこれをがっつり食べたいとか思わないのか?なんて思ってしまいますが(笑)。また中国の薬膳のように、とても健康面にも配慮されていて、さまざまな料理に薬草を使っていました。

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料理はとてもカラフルなのですが、人工的な着色は一切しないで、すべて自然の色なんだそうです。王様がグルメだった国は、必ずしも国土が広大だったり、強い国じゃなくても、美味しいものがたくさんある国になりますよね。時代が流れていくと、王様しか食べられなかったものも、庶民も食べられるようになることがありますから。味にうるさい王様の料理人たちは大変だったと思いますが、そのおかげで食文化が発展するのですから、後世に生まれた私としては、ベトナムの王様に感謝です。おかげでたくさんおいしいものが食べられましたから(笑)。

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女性は料理上手、おいしいもの好き、でもメタボ率が低い!

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屋台、食堂、レストランと街には飲食店がたくさんありますし、たくさんの人が朝食からそういったお店を利用していますが、ベトナムの女性は料理が上手なんです。決して外食に頼って自分で料理をしないというわけではないんです。そこが素晴しいですよね。私が手料理をごちそうになった20代の奥さまチャンさんは、私からしたらベテランお母さんが作るような料理を、これくらい普通よと言っていました(笑)。多分子供のころから台所に立って、大人になる頃にはお母さんの料理をマスターしているのでしょうね。食を大切にする文化が根付いていて、そして若い人たちもちゃんとその精神を受け継いでいるのですね。だからベトナムを北から南へ縦断しましたが、どこへ行っても、お店であれ家庭であれ、何を食べても美味しかったです。あ〜話していると、またベトナムへ行きたくなってしまいました(笑)。

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でも食べることが好き、料理の数も豊富、味にもウルサイとなると、メタボ街道一直線じゃないかと思ってしまいますが、ベトナムの方たちはスリムな人が多いのです。それは、バランスのいい食事をしているということも言えますが、皆さん私がびっくりするほどたくさん食べてましたから、それだけじゃないはず。そこで思ったのが、国民の8割が農業で、しかも仕事はほとんど手作業。また毎日国内で大量に消費され、輸出もしている春巻きの皮、ライスペーパーの工場を取材したのですが、そこでも全てが機械化しているのではなく、人の手作業が欠かせないんです。年間220キロというもの凄い量のお米を食べていても、それだけ体を動かして汗を流して働いているから太らないのかもしれませんね。日本では、炭水化物は太るというのが常識ですが、それは私たちのライフスタイルや食習慣が偏っていたり、乱れているからで、お米は悪くない(笑)。本当はパワーの源になる素晴しい食品なんだと思います。ちなみに私はベトナムのロケで2キロ太り、いい訳ですが帰国後、年末年始の忘年会・新年会に突入してしまい、未だその2キロを燃焼できてません(笑)。反省!ですが、またベトナムで食べまくりたいです(笑)。

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