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第1175回
世界最強の食卓!ベトナム米パワーの秘密

2011年2月12日 夜9時〜

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宮地 眞理子(みやち まりこ)

1978年2月27日生まれ。神奈川県出身。女優として映画、TVドラマ、舞台などに多数出演するほか、CM、雑誌等でも幅広く活躍。趣味はボディボードと映画鑑賞。「映画は本当に大好きですね」との言葉通り、映画雑誌に連載を持っていたこともあり、自身でも「RAILWAYS」('10年)、「誘拐ラプソディー」('10年)に出演。ドラマではTBS「温泉へGO!」('08)にレギュラー出演する。特技は、新日本舞踊、合気道。
ミステリーハンターは今回で40回目(スペシャルの回は含まず)。

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北にホン川、南にメコン川が流れその河口の広大で肥沃なデルタ地帯が世界有数の稲作地帯となっているベトナム。また二毛作、三毛作も可能な気候にも恵まれ、米の輸出世界一を誇っています。そして驚くのは、国民一人あたりの米の消費量です。その量、何と年間220キロ、もちろんダントツの世界一で、日本の3.5倍もあるのです。お米を炊いた‘ご飯’については、こだわりのある日本人ですが、米を加工する料理は意外に少ない日本食。対照的にベトナムには、米を使った料理のバリエーションがとても豊富なのです。ベトナムを北から南へ縦断して、さまざまな米料理を食べてきたというミステリーハンターの宮地眞理子さんにお話を伺いました。

活気に溢れる街。でも、郊外へ行くと…

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今回で40回目の取材なのですが、振り返るとあまり東南アジアへは行ったことがないんです。南米はとても多いのですが(笑)。ですから今回のロケはいろいろな意味でとても新鮮で、発見も多かったです。私はベトナムも初めてでした。観光地として日本で人気の国ですし、リピーターも多いと聞いていましたが、私もすっかり魅了されてしまいました(笑)。でも街中のバイクの多さにはちょっと驚きでしたね。横断歩道や信号のない道を横断するのは、最初本当に怖かったです。堂々とゆっくり歩けばバイクがよけてくれると言われたのですが、なかなか一歩が踏み出せませんでした。慣れてくるとなるほどそれは本当で、速く渡ろうとして走るとかえって危ないのです。でもそんな交通量が多い所は、街の中心部だけなので、活気に溢れていていいなとも思いました。フエ、ハノイ、ホーチミンなどの都市でも、街から少し離れればのどかな田園風景が広がっています。それもそのはず、ベトナムでは国民の8割が農業を営んでいるそうです。

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ベトナムは、米の輸出が世界一です。そう聞くと広大な田園を巨大なトラクターで耕し、ヘリコプターで農薬を散布するような光景を思い描いてしまいますが、稲刈りも脱穀も手作業なんです。三角のカサを被ったみなさんが、田んぼで手作業をなさっています。数十年前の日本のようですが、違うのは、ある区画は稲が刈り取られているのに、その隣は青々とした稲が実っているという光景ですね。二毛作が一般的なんです。だからたくさんのお米が収穫できるのですね。そして、のどかな田園風景も維持できるのです。恵まれた環境を最大限利用した、とても豊かで美しい国だと思います。

屋台料理は朝から行列

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日本でよく食べる麺は、小麦かソバで作ったものがほとんどですが、ベトナムでは多くが米粉の麺なんです。そして麺は屋台や食堂で食べることが多いようです。代表的な麺は、フォーですが、これが本当に美味しかった!何度食べても飽きませんでした。番組で取材をしたお店は、超人気店で朝から30分待ちの行列ができるほどなんです。出勤のスーツ姿のサラリーマンや、通学前の子どもたちも来ていました。おいしいフォーを食べるために、忙しい朝に行列までするなんてパワフルです。日本人なら、行列は昼か夜。休日ならまだしも30分も行列するならその分寝ていたいと思いますよね。

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また麺というと、軽い食事をイメージしてしまいますが、ベトナムの麺はボリューム満点のバランス食でもあるんです。麺料理自体はシンプルですが、スープは牛骨を1日煮込んだものですし、具に肉も入っています。そしてトッピングに、山盛りの香草や、もやしなどの野菜、ライムや揚げパンなどが付くんです。私はその量の多さに驚いてしまいました。特に香草の量は凄くて、山盛りというより鬼盛り(笑)、これだけで一日に必要な野菜を摂取できるんじゃないかという程なんです。東南アジアの香草というと、パクチーを思い浮かべますが、パクチーだけじゃなくてシソなどいろんなものが入っていました。そして、それらのトッピングを入れると、味が変わるので、ひとつの麺で何種類かの味が楽しめるんです。とても理想的な朝食です。さらに安くておいしいなら、朝から行列してでも食べたくなりますよね。

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