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「アジアが創った映像を世界の子ども達へ」〜今年も、DigiCon6 ASIA作品を移動映画館に提供〜
2020.03.02
アジア14の国・地域が参加する短編映像コンテスト「DigiCon6 ASIA」は、世界各地で移動映画館を展開するNPO法人「World Theater Project」(東京・中央区、教来石小織代表)(以下、WTP)に対して、新たに7つの優秀作品を無償貸与することで合意しました。
WTPとの連携は、2018年から開始し、作品がカンボジア、ネパール、バングラディッシュなどで、子ども向けに上映されて高い評価を得たのを受け、2020年に一層の規模拡大を目指すことになりました。
DigiCon6 ASIAに集ったアジアのクリエイターらは、自らの作品が映像を初めて見るこどもを含め、経済的にも厳しい環境に生きる世界のこども達を励ます試みとあって、作品提供に全面的に協力しています。
WTPの活動では、ベッドシーツがスクリーン代わりになったり、発電機を使って星空の下で上映をしたり、上映の形もさまざまですが、子どもたちが映像に輝かせる瞳は共通です。「映画は世界の共通言語と実感した」「大勢のこどもたちを笑顔にした」「創造力や思考力を養えた」などの感想も寄せられています。
DigiCon6 ASIAは、アジアの若いクリエイターが紡いだ映像作品を顕彰するだけでなく、優れた作品と世界のこどもたちをつなぎながら、映像の輪を広げてゆきたいと考えています。
○World Theater Projectとは
2012年設立、「生まれ育った環境に関係なく子ども達が人生を切り拓ける世界をつくる」という理念のもと、途上国の子ども達に移動映画館で映画を届ける活動を行っている。カンボジアを始めとする映画館のない農村部の学校や村の広場などに上映機材を持ち込み即席の映画館を作り、これまでに7万人を超える子どもたちに上映会を開催してきた。