あなたには帰る家がある

あらすじ

#8

6月1日 よる10時

 真弓(中谷美紀)秀明(玉木宏)との結婚生活に別れを告げ、麗奈(桜田ひより)との2人暮らしに清々しさを感じていた。
 だが突如、麗奈から「学校を辞めたい」と言われ困惑。麗奈の真意を掴めず、秀明に相談しようかと一瞬迷うが、真弓は秀明に頼らず一人で解決しようと決意する。そんな折、仕事で太郎(ユースケ・サンタマリア)に会い、真弓は思わず娘のことを話してしまうが、上から目線の太郎の態度に腹を立て、綾子(木村多江)がそのうち帰ってくると信じる太郎に「そうやってたかをくくっているうちは、帰ってこないと思いますよ」と言い放つ。

 一方秀明は、アパートに押しかけてきた綾子を断りきれない、相変わらずの優柔不断ぶり。

 秀明を支えたいとハローワークで働き口を探し始めた綾子は「離婚して実家には戻れないが、結婚が決まっている」と説明し、ついに食堂での働き口を見つける。綾子が自立しつつあることに焦った太郎は、「過去から逃れられると思うなよ!」と綾子を脅す。

 そんななか、麗奈が陸上県予選に出場する。応援に来た真弓と弥生、そして秀明。ところが麗奈は目前で逃げてしまう。ようやくみつけた麗奈の口から出たのは、意外な本心だった。「もう頑張れない」と泣く麗奈。真弓は何もわかっていなかったことを思い知らされる。

 麗奈の悩みの元凶が自分であることを知った秀明は、真弓とは違う形で麗奈に向き合おうとする。麗奈は秀明に反発し続けるが…

 果たして、秀明は麗奈の信頼と親子の絆を取り戻せるのか――?

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