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コメント|日曜劇場『ルーズヴェルト・ゲーム』

2014年4月27日スタート、毎週日曜よる9時〜放送(放送は終了しました)応援ありがとうございました!
日本野球連盟(社会人野球を中心としたノンプロの野球連盟)副会長・鈴木義信さん
Q. 社会人野球にはどんな存在意義がありますか?
私が現役の監督をやっていた1980年ごろは、企業チームが230以上あり、クラブチームが約70でした。今は企業チーム登録が86、クラブチーム登録が267で、正反対の状態になっています。
企業がスポーツチームを持つ意義には3つのポイントがあります。1つは従業員の士気の高揚・一体感の醸成。2つ目は人材の育成、3つ目は地域貢献・社会貢献です。チームに会社が何を期待しているのか…もちろん試合に勝つことは会社のイメージアップにつながりますし、大きな使命かもしれませんが、ユニフォームを脱いだあとの頑張りに期待しているというのが大きいです。社会人野球でも意外とクローズアップされていない部分です。また、チームが地域の財産となれるよう社会貢献していくことも重要な役割のひとつです。
私が以前在籍していた東芝を例にしますと、野球だけではなくラグビーとバスケットボールのチームがあり、どのスポーツでもOBが仕事の面でも評価されています。つまり、社員としての土壌をきちんと指導するというのが、監督の最初の使命であり、その上で野球の技術や勝つことを意識していくように指導されます。日本野球連盟としても年に一度、指導者研修会を行い、企業スポーツとしての社会人野球の意義や野球を通じた人間形成も重要な役割であることを参加した監督やコーチに必ず伝えています。
Q. 野球部は企業にとってどんな存在ですか?
東京ドームで行われる都市対抗野球大会が社会人野球を象徴しています。各企業の社員だけでなくその家族や地域の方々が大勢応援に来てくれます。都市対抗の応援はとにかく凄い!純粋に応援を楽しみにしているお客さんもいるほどです。ほかでは見られない独特な応援です。JR東日本(東京都代表)の人文字や、東芝(川崎市代表)だったらサザエさんの応援とか。それと都市の代表ですから、くまモンなどのゆるキャラが応援ステージで踊ったり、それぞれの企業や都市の特徴ある応援ばかり。スタンドとグラウンドが一体になるのが都市対抗の魅力のひとつでもあります。これだけの人が応援に来てくれているからチームは「会社のために頑張ろう!」と思うんです。私も選手から監督までやらせていただきましたが、プレーしていた側として、あの応援は本当にありがたいと思います。応援に来た数万人の応援団と一緒になって社歌を歌う機会はなかなかありませんよね?会社のトップも応援に来ていただいて、社員、家族、関連会社、取引先までひとつになって応援する姿を見て、一体感を体感されているといいます。また、企業によっては新人研修の一環として新入社員を連れて来たりもしていますね。
多くの企業が地域で野球教室などを行っています。子どもたちにとって野球を教えてくれたお兄さんが、東京ドームで活躍する姿を見ると、より身近に感じられるし、さらに家族や地域ぐるみで応援していただけることも少なくありません。
Q. 仕事と野球はどのように両立させていますか?
社会人ですから、もちろん社業にも従事しています。野球をやっている間はもちろん自分が社員であるということを根底に置きながら行動しなければなりません。ドラマでは野球部員は契約社員という設定ですが、実際は正社員として採用されている選手がほとんどです。ですから選手を引退した後は社業に専念します。そこでは野球で身についたチームワークを大切にすることや、チームの中でも自分の役割を理解・自覚してその役割に徹することなど会社に貢献できることは多くあります。野球だけやっていれば良いということで採用されているのではありません。先ほど言ったOBが評価されているということはそういう意味でもあります。
Q. 社会人野球の練習環境は?
青島製作所のように、工場の中にグラウンドがあるというのは稀ですね。郊外にグラウンドと合宿所を備えている場合もあるし、地域の公共施設の野球場などをお借りしているチームもあります。
Q. 社会人はプロ野球を目指している選手が多いですか?
子どもの時から野球を続けている多くの選手はプロを目指して日々、努力していると思いますが、プロに行ける選手はひとにぎりです。社会人の選手たちはプロに行けない選手も含めて、与えられた環境の中で高い意識を持って努力しています。社会人のチームに入ったら高卒は3年間、大卒は2年間、社会人チームに在籍しないとプロの指名権を得られません。1年目ではいくらいい選手でも指名を受けられません。
社会人トップレベルの選手とプロの技量はほとんど変わらないです。社会人からプロに行った選手は、社会人で培った経験があるので1年目から活躍する選手が多い。社会人野球は負けたら終わりのトーナメントで一本勝負にかける強い精神力と勝負強さも養われます。また、野球だけでなく周囲への感謝や気配りなど社会人としての経験も生かせるのではないでしょうか。会社に対して持っていた愛社精神がプロのチームに入っても同じように持つことが出来ますよね。
Q. 都市対抗野球大会はどんな特徴がありますか?
出場企業の社員だけではなくその家族や地域の方々も応援団に加わります。また一般のお客さんの中にはどちらかの応援団に加わって一緒に応援する方もいらっしゃいますね。見ず知らずの人同士でも応援席で隣になった人といつの間にかハイタッチしていたりとか、そんな話も聞きますね。青島製作所野球部もたくさんの人が応援に来てくれているシーンがあり、都市対抗の雰囲気が感じられましたよ。
都市対抗には補強制度という独特な制度があります。本大会出場チームは、同地区の予選で敗退したチームから3人まで選手を補強することができます。この補強選手の活躍にも注目されます。
Q. 社会人野球と地域とのかかわりは?
社会人野球は、はじめに言ったように地域や社会に貢献することが重要な役割のひとつです。グラウンドの開放や選手による子どもたちへの指導を行っていますし、OBが地域貢献の人材として自治会の場などで広く活躍しています。
都市対抗のときはそれぞれの企業の社長や会長も来ますが、あわせてそのチームの地域の市長もいらっしゃいます。とくにJX‐ENEOS(横浜市代表)は2年連続都市対抗で優勝していますから、その場には横浜市長もいて、最後に胴上げされるんです。そうしたら「こんな気持ちの良いものだと思わなかった!横浜市をあげて応援しましょう」となります(笑)。始球式にも地元の少年野球のバッテリーが出たり、市長が投球することも多いです。野球教室に来た子どもたちに「野球を教えてくれたお兄さんが東京ドームですっごくかっこいいから僕も将来あそこで野球がやりたい!」と思ってもらうことで、子どもたちの野球へのやる気も出てきますし、そういったつながりはとても大事だと思います。
都市対抗野球大会を共催している毎日新聞さんのご配慮で、始球式の一般公募も行っています。始球式に参加した子どもたちは「俺、絶対に都市対抗に出る!」と言ってくれます(笑)。東日本大震災後は東北3県の小学校の子どもたちを本大会に招待しています。すごく喜んでもらえます。地道ですが、そういうところから普及していければなと思います。
やはり一番重要なのは「誰のための野球なのか」ということ。子どもたちのため、選手のため、日本野球連盟がバックアップして野球をやりやすい環境をつくってやるのが今後の大事なミッションだと思っています。
Q. 社会人野球の今後
過去に休・廃部したチームの復活や新規参入のチームを増やすことが課題のひとつです。企業スポーツとしての社会人野球の在り方をしっかりと見据えて、都市対抗野球大会を通じてその存在意義を多くの企業にアピールしていきたいです。
日本野球連盟 副会長 鈴木義信さん・略歴
昭和41年 東京芝浦電気(株)入社 (現・(株)東芝)/ 同野球部に入部
昭和47年 東芝野球部監督に就任(11年間)
昭和60年 全日本野球チームの監督に就任
昭和63年 ソウル五輪野球チームを準優勝に導く
平成16年 日本野球連盟の副会長に就任
平成19年 (一財)全日本野球協会の副会長に就任
平成21年 アジア野球連盟の副会長に就任
平成24年 日本オリンピック委員会の理事に就任
主演・唐沢寿明さん
池井戸さんの原作を読ませていただきましたが、とにかく面白いの一言に尽きます。
また今回の作品は、原作とは異なる部分もあり、見応えのある作品になりそうです。
原作と同様に魅力ある「細川充」を演じることが出来れば、と思っています。
(共演者の皆さんは)何度かお会いしたことのある方もいますが、共演させていただくのは初めての方が多いので、撮影に入るのをとても楽しみにしています。特に、今回初共演の山﨑努さんとは、役柄的に密接に関わっているので、撮影をご一緒させていただくなかで、沢山のことを学ばせていただければと思っています。
檀れいさん
池井戸潤さん原作の作品に携われること、そして初のTBS「日曜劇場」に出演できるという事で、とても光栄ですし、今から撮影をとても楽しみにしています。男性出演者が多い中、秘書・仲本有紗として、良い形で華を添えられればと思っています。
共演させていただくのは初めての方ばかりなのですが、皆さんとのキャッチボールを通して、沢山の事を学びたいと思っています。放送を待ち遠しく感じてくださるような作品を、皆さんと作っていきたいと思っています。
江口洋介さん
社会人野球チームの存続をかけて戦う企業の中で、経営の内情が分かる故、攻めに転じることが出来ないジレンマや、次期社長の座を奪われた嫉妬など、笹井専務の複雑な葛藤を演じてみたいと思っています。
リストラ、企業統合など、時代が抱えているシビアな内容に取り組むことになりそうですが、スタッフ、キャストの皆さんと共に、働くことの意味やチームのありかたを示す、人間的な作品を作って行きたいと思っています。
原作・池井戸潤さん
見る人に夢と希望を与えてくれる素晴らしいエンターテインメント作品になることでしょう。グラウンドで、そして会社で展開される白熱の人間ドラマを、一視聴者として楽しみにしています。

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