台本を読んでみての感想をお願いします。
強いキャラクターというのは私の代名詞みたいなもので、悪役じゃない役を演じると「え? 悪役じゃないんですか?」とファンの人に残念がられることもあるのですが(笑)、久しぶりに、ドSで強くてみんなを巻き込む役で、すごく楽しみです。ただ、台本を読んでびっくりしたのが、(麗子は)英語とフランス語が堪能ということで……、フランス語に関しては馴染みのない言語なので特訓しないと、と思いました。

超ドS鬼上司・麗子を演じる上で、意識していることはありますか?
“超ドSな鬼上司”というと自己中心的だと思われがちですが、そうではなくて正論や想いをダイレクトに伝えることができる人です。普通がいいと考える奈未からすると、麗子はただただ厳しく見えてしまうかもしれないのですが、悪役に見えて悪ではなく、仕事に対しての熱さや、真面目な姿勢が伝わるように演じていきたいです。
上白石萌音さん、玉森裕太さんの印象を教えてください。
お二人とも癒し系なので、私はただただ現場で癒されようかなと(笑)。上白石さんは、私にないものを持っている方なので、そこをいろいろと学ばせていただきたいです。玉森さんは、もっとクールな方なのかなと思っていたのですが、潤之介のように子犬系っぽい雰囲気がある方です。お二人とも役の印象にガチっとはまっているのでイメージがつきやすかったです。

ファッション誌の編集部はどんなイメージですか?
モデルのお仕事をさせていただくこともあるのですが、編集部に行くことは少なくて。(ドラマでは)モード系のファッション誌が舞台なのですが、トップクラスのイメージがあり私自身も馴染みのない世界なので、(演じるにあたり)編集部の方に取材したドラマスタッフからいろいろとお話を伺いました。

麗子はドS上司ですが、菜々緒さんの理想の上司を教えてください。
厳しいか厳しくないかでいうと、厳しいほうがいいのですが、欲をいえば両方兼ね備えている人がいいです。モチベーションとしては、良いところは良いと教えてもらったほうが、自分の良いところを発見できるきっかけにもなります。ただ、良いところだけじゃなくて、きちんと悪いところも指摘してくださる人は愛情があると感じます。
最後にメッセージをお願いします。
超ドSで冷徹な鬼上司、“ボス”の役を演じさせていただいております。奈未が成長するきっかけになる重要な存在です。麗子が、奈未に対していう正論や熱意が、テレビの向こう側で見てくださる皆さんにも響く想いとして伝わるように頑張ります。