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ニノマエの暴走が始まったSPEC壬の回。
ナイフを向けられた、当麻と瀬文の運命は！？


さて、まずはニノマエの暴走シーンを紹介。
撮影は…なんと植田PがSPECに出演!!
ということで、神木くんを筆頭にスタッフ一同は興味津々。

口元のたっぷりの血のりをつけられて身動きの取れない植田Pに…。

とっても楽しそうな笑顔の神木くん。　

「わざと顔に付くようにしたなぁ（笑）」と助監督・稲留さんにツッコミを入れる植田Pでした。

そんな撮影中、ニノマエの引いた赤キリトリ線をキャストの皆さんに描くスタッフに…
神木くん 「 ニノマエって几帳面なんですね 」
植田P 「 うんうん。結構、地味な作業（笑） 」
神木くん 「 地味ですねー 」
と、あんなにも不敵な笑みをうかべるニノマエを演じているとは思えないほど、キュートな笑顔の神木くん。
ニノマエが自分の世界の時間の中で、どのような行動を取っているのか…神木くんも気になっている様子でした。

まっずぐに赤線を引いています。

その後、 「 王 」 の字を書くカットでは…。
「 血を指ですくって、書いて、すくって、書いて。一気に書かなくていいから 」 と堤監督から指示があり、丁寧に書いていく神木くん。台本では 「 マジックで壁に書く 」 となっていたのですが、 「 血でモニターに書く 」 にアレンジしたのは堤監督。

血で文字を書くことで、ニノマエの不気味さが色濃く表現されていたシーンに仕上がっていたと思いませんか？

そうそう。それにこのシーンは、冒頭で1名以外が死んでしまうため、植田Pを含めたキャストの皆さんは撮影終了まで動くことが出来ず…堤監督は撮影の合間も 「 辛くなったら言ってください」 「大丈夫ですか？ 」 「 次、本番いくよ 」 「 急ごう 」 とキャストの皆さんを気遣い、ハイパーマッハ撮影が行われました。

キャストのみなさんは、終始この体制。

神木くん演じるニノマエは…狂気の沙汰

撮影終了後、にんまり…な植田P！みなさん、植田Pの姿、お気づきになりましたか？

続いて、当麻の書道シーン!!
「 手を上げて目を見開いて！ 」 「 書いている姿を横から何度も撮ります 」 などと、堤監督は当麻の表情や撮影方法を説明。その中でも戸田さんがとっても楽しそうに演じられていたのは…。

【 打倒　ニノマエ 】　と書く直前のカット！

カメラを未詳の壁ギリギリに設置し、その後、徐々にカメラを当麻に近づけていく…という撮影方法が取られ、
堤監督 「 “手をあげて、目をつぶる”という動きをカメラの位置を変えるたびに繰り返してください 」
戸田さん 「 わかりました 」
堤監督 「 OKと言うまで 」
戸田さん 「 はい 」
堤監督 「 笑っちゃダメだよ 」
戸田さん 「 うふふ（笑） 」
堤監督 「 まだまだ！ 」
戸田さん 「 はい 」
堤監督 「 もっと、もっと 」
戸田さん 「 はい… 」
堤監督 「 まだいく！ 」
戸田さん 「 はい 」
堤監督 「 次、22回目 」
戸田さん 「 ！？ 」
堤監督 「 次は、目を開けて、ぐわーっと開けて、もっともっと！ 」
と、合計23回繰り返した戸田さん。
撮影後は、 「 途中から、なぜか面白くなってきて…。あー面白すぎたぁ 」 と満面の笑み。

【 打倒　ニノマエ 】 の文字を書くカットでは、 「 鼻息荒く、興奮して書いて！ 」 「 もっともっと 」 と堤監督の熱い声が未詳内を響いていました。

当麻に投げる半紙を準備中のスタッフ。

戸田さんが半紙を投げるタイミングに合わせて…スタッフは戸田さんに向かって投げています。

ハイスピードカメラを使っての撮影にすっかりなれたスタッフはテキパキ準備。

そして、捜査一課の3名がやってくるカットでは…。
「 リフトを使わない場合は、警視庁の外に出て、1キロくらい歩いて、やっと未詳にたどり着いた…という感じで、すごーーーーーく疲れた芝居をしてください 」 「 あと3人団子になって、くっついて歩いて 」 と堤監督。岡田さん、松澤さん、載寧さんの疲れ切った演技を間近で見なければならない戸田さんは、ツボにハマってしまったらしく… 「 カット！ 」 の声がかかると、 「 面白いーーー！！！ 」 と笑いが止まらない様子でした。

ピッタリとくっついて動いていた3人。

鋭い当麻の表情！しかし、「カット」後は大笑いしていた戸田さん。

野々村の部下であった過去が明らかになった捜査一課の面々。
当麻のいう 「 非合法なこと 」 とは！？

SPEC癸　（最終回）をお楽しみに！！

続いての「観察メモ」では、当麻、瀬文、ニノマエの対峙シーンを紹介します。