戦評

女子

2013年9月7日 (土)

日本 VS オーストラリア

 VS 

得点スコア得点
325-12
25-15
25-11
0

 この日、日本の相手はここまで3敗のオーストラリア。FIVBランクは103位ながら、平均身長では出場チーム中最高で、高さと一発を持つチームである。
 まず1セット目、いきなりオーストラリアはエースの一撃を叩き込んでくるが、すぐに日本も近江のフェイントから反撃。木村のバックアタックや岩坂のサービスエースなどが次々に決まって、逆転に成功した。その後も相手ミスや平井のブロックなどで得点。緊張からか、セッター宮下のトスはやや不安定な場面もあったが、江畑や途中出場の石井もスパイクを決めてこのセットは大きく差を開き、最後は岩坂のBクイックで25点目を奪った。
 一気に流れに乗りたい日本だが、2セット目は日本が攻めあぐねる間にエースへとボールを集めたオーストラリアが序盤に連続得点。2-6と4点差が開いたところで眞鍋監督はタイムアウトを要求した。
 切り替えた日本はそこから少しずつ得点を重ね、石井の連続得点でとうとう逆転成功。江畑のバックアタックや岩坂の速攻で得点を加え、追いすがるオーストラリアを引き離しにかかった。セッター宮下とのコンビもさえてきた平井が次々とブロード攻撃を決め、日本は最大6連続得点で流れを固める。最後は佐藤のトスを近江が決めてセット連取。勝利まであと1セットに迫った。
 もうリズムを失うことのなかった日本は、2セット目終盤に登場した長岡が3セット目はスタートから出場して強打を連発。フェイントも交えながら得点を積み重ねた。宮下のサービスエースに近江のスパイクも効果的に決まり、石井や平井も攻撃の手を休めない日本は、21-11からリリーフサーバーで入った木村の活躍もあって終盤戦も圧倒。ストレート勝利で、最終戦を待たずに世界選手権の出場権を獲得した。

インタビュー

眞鍋監督

(予選突破は)今年最大のミッション、いちばんのテーマでした。選手、スタッフ一致団結して、世界選手権の切符が獲れてほんとうにホッとしています。

木村選手

(世界選手権の)切符が取れてよかったです。若い力がよくなっていると思います。明日のタイ戦もしっかり頑張って4連勝したいです。(本大会では)前回大会よりいい色のメダルが獲れるよう、みんなで頑張りたいです。

近江選手

ライトはもともと所属チームでもやったことがなくて不安もありましたが、チャンスがある以上は思い切りやりました。明日も、誰が出てもやることは変わらないと思うので頑張りたいです。

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