バンキシャ

女子

Vol.05

ミドルの大竹

2013年9月5日 (木)

6月の薩摩川内合宿が始まった時、
眞鍋監督はミドルブロッカー陣を集めてこう話した。
「ここ数年、ミドルは点がとれていない。
自分で考えてどうやったら点がとれるか考えてほしい」

大友愛の引退、そして今年は荒木絵里香も不在のミドル陣は、
それぞれが自分の得意とするプレーで得点をあげようと練習を重ねてきた。
それでも今年のこれまでの試合。
常に木村や江畑といったウィングスパイカー陣が攻撃の中心。
チームの明確な課題として、ミドルブロッカーの得点力不足があげられていた。

ところが、負けられないこの最終予選の初戦。
日本のトップスコアラーは、11得点を奪ったミドルの大竹里歩。
「絶対に勝たなければいけないので・・」
試合後に肩の荷が降りたかのような表情で彼女はそう話した。

だが試合は続く、今日対戦するベトナムは、センターからの攻撃が多く、
必然的に日本のミドル陣が鍵になる。
「昨日は序盤にミスが多かったので、今日はチームとしてもミスをなく、
自分としても向こうの攻撃を抑えられるように全力でやっていきたい」
19歳の新星は今、世界と対戦する度に成長続け、
課題のミドル陣の中心となろうとしている。

バンキシャ:N・M

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