佐野地区大会は、声楽家の廣瀬恭子先生、クラリネット奏者の深江彰先生、音楽教育の峯岸創先生、ヴィオラ奏者の山田雄司先生、栃木県教育委員会指導主事の村石紀代美先生が審査をしてくださいました。

審査員の先生から山田雄司先生の講評
重唱・合唱では、歌うのが好きという児童・生徒の思いを楽しく聴くことできました。特に小学生のレベルが高いように思いました。
器楽の合奏では、どの学校も合奏がまとまっていました。個人個人のテクニックのある学校が優秀賞になる傾向になりますが、合奏のレベルは大差ないように感じました。地区大会としてみると、今日はとてもレベルの高い演奏が多く、楽しく聴くことができました。

古谷有美アナウンサーの感想
今日は栃木県佐野市で、TBSこども音楽コンクールの最後の地区大会が行われました。秋だなあと空を見て思いつつも、空気は夏のような少し蒸し暑い天気でしたが、会場で参加校の皆さんを見て納得。この前、別の大会で司会をさせて頂いた時は、子供たちの制服が半袖の夏服で、真っ黒に日焼けした肌がまぶしいと思っていたのに、今回の大会では、ほとんどの学校が長袖かブレザーでした。
時の移ろいを感じたのは、皆さんの装いからだけでなく、演奏からでもありました。夏のワンシーズンあるいはもっと前から、このコンクールに向けて練習を重ねてきてくれたんだなあと実感できるほどの、音の厚みがどの学校にもありました。それにちょっとしたダンスや手拍子があったり、個性的な民謡や海外の歌を取り入れていたりと、各学校の工夫がぎゅぎゅっと詰まった演奏ばかりで、時間が経つのがあっという間でした。
地区大会の最後を飾るに相応しい彩り豊かで、迫力いっぱいの大会だったと思います。素敵で元気な演奏に場内のお客さんも、コンクールのスタッフも、もちろん私も笑顔になれる一日でした。皆さんありがとうございました！