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大会日程

2006年1月29日(日) 平成17年度 こども音楽コンクール 文部科学大臣奨励賞選考会レポート大会レポート

1月29日(日)東京・赤坂のTBSで、平成17年度「こども音楽コンクール文部科学大臣奨励賞選考会」が開催されました。

全国7ブロックの地区大会、ブロック大会の代表校が、テープで出場しました。

今年度の応募数は、全国で2317校、69,934人の皆さんが「こども音楽コンクール」に参加され、演奏を披露してくれました。参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。また来年度もぜひ参加してくださいね!

スタッフから審査員の先生に審査方法や審査規定の説明
スタッフから審査員の先生に
審査方法や審査規定の説明
小・中学校声楽部門の審査会場
小・中学校声楽部門の審査会場
小学校器楽部門の審査会場
小学校器楽部門の審査会場
中学校器楽部門の審査会場
中学校器楽部門の審査会場
中部日本放送、占部沙矢香アナウンサー
中部日本放送
占部沙矢香アナウンサー
毎日放送、松本麻衣子アナウンサー
毎日放送
松本麻衣子アナウンサー
東北放送、生駒夕紀子アナウンサー
東北放送
生駒夕紀子アナウンサー

審査員の先生

文部科学大臣奨励賞の選考会は、小・中学校の声楽部門、小学校の器楽部門、中学校の器楽部門の3会場に分かれて審査が行われました。各会場7名の先生方が審査を担当してくださいました。

小・中学校声楽部門…小原光一先生(音楽教育)、黒川武先生(音楽教育)、越賀理恵先生(声楽家)、清水喜承先生(声楽家)、田島好一先生(声楽家)、長井則文先生(声楽家)、中村隆一先生(作曲家)

小学校器楽部門…有賀誠門先生(リズミスト)、小森昭宏先生(作曲家)、栗本洋子先生(作曲家)、中塚良昭先生(ヴィオラ)、似鳥健彦先生(オーボエ)、峯岸創先生(音楽教育)、渡部勝彦先生(指揮者)
中学校器楽部門…岡本仁先生(指揮者)、木村真喜子先生(ヴァイオリン)、鈴木寛先生(音楽教育)、高須一先生(文部科学省)、田中利光先生(作曲家)、藤田玄播先生(作曲家)、吉田太美男先生(トロンボーン)

審査員の先生から
小原光一先生(小・中学校の声楽部門)から
それぞれのブロック代表の演奏だっただけに、さすがに聴き応えがありました。どの学校も声のトレーニングが良くできていてすばらしかったが、練り込みの度合いの差が演奏全体の安定感や余裕の差となって表れていました。
混声で歌った学校の男声がどこも素晴らしく、深まりと迫力をもたらしていたのが印象的でした。対照的に女声の低音部、特に無伴奏で歌ったところでは、もう少々全体の支えとなって欲しかったと思います。
重唱は、小・中学校とも全て無伴奏で歌われていましたが、レヴェルも高かったので楽しく聴きました。小学校では、わらべ歌が素材となっている楽曲が多かったのも特徴的でした。
これからも基礎的な力を十分につけて、幅広く楽しい活動を続けていかれるよう期待しています。

峯岸 創先生(小学校の器楽部門)から
小学校器楽部門の演奏は、多様な表現があり、その内容も本当に素晴らしいものでした。
特に管楽合奏と管弦楽のレヴェルは驚くべき高さでした。西洋音楽に求められる音の処理と豊かな表現の音色の変化は、小学生の演奏とは思えないものです。
また、箏の合奏が1団体ありましたが、この演奏についても素晴らしいものだったことを付け加えておきたいと思います。

高須一先生(中学校の器楽部門)から
さすが最終選考会まで残られただけあって、どの学校の演奏も中学生とは思えないような質の高い演奏でした。高い技術に裏付けられた自信のある演奏であり、みなさんが演奏する音楽のよさを心で感じ取り、またどのように演奏するかをフレーズや強弱、変化などを知的に理解しておられたと思います。友達とのコラボレーション、先生とのコラボレーションの成果でした。そして技術がそれを使う能力まで含めた「技能」へと高まっていったのだと思います。
これからの課題としては、互いの音をしっかりと聴き合い、バランスや音色に配慮したアンサンブルが求められると思います。また、選曲においても自分たちの力量を十分に発揮でき表現できる楽曲を選ぶことも大切です。背伸びして難しい曲にチャレンジすることもよいですが、余りに度を越すことのないよう、多少の余裕をもって演奏を楽しんでくだされば幸いです。
これからも、この「こども音楽コンクール」を励みとして音楽に取り組んでいってください。

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