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大奥 用語解説

第4話

御膳所(ごぜんしょ)

将軍と御台所のための食事を作る調理場のことで、江戸城内には、中奥にあって将軍の食事を作る御膳所と、御台所が住んでいる大奥の「奥御膳所」の2ヶ所があった。御膳所が2ヶ所ある理由は、将軍は普段、中奥で生活をしているため。
将軍、御台所とも、それぞれ10人前の食事が用意され、そのうちの2つが毒味のために担当者が箸を付ける。残りの膳の2つが将軍、御台所それぞれが食べる分だ。すると膳は6つ残るが、残った膳はそれぞれの側近が食べた。
ちなみに、江戸城に出入りする大名や各役人たちの食事事情は不明な点が多いが、こと大奥で生活する奥女中の場合は、それぞれ各部屋に調理場があり、そこで作られていたようだ。

政(まつりごと)

写真

国家を治めること。

無聊(ぶりょう)

退屈なこと。

髢(かもじ)

日本髪を結う際などに付ける部分カツラのこと。

昼餉(ひるげ)

昼食のこと。ちなみに「餉(かれい)」とは、炊いた米を干した携帯食料のこと。

懇ろ(ねんごろ)

「心がこもっている」「親密になる」という意から、男女が深い仲になることを指す場合もあり。

褥(しとね)

布団のこと。そこから派生して「褥を交代する」とは、側室を交代するということ。

石女(うまずめ)

妊娠しづらい女性のこと。

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