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大奥 用語解説

第3話

六人衆(ろくにんしゅう)

徳川家光の身辺の雑務を世話する松平信綱、堀田正盛、三浦正次、阿部忠秋、太田資宗、阿部重次ら6名の側近を指す。1633年に設けられたが、松平信綱ほか4名が老中に昇進したために、その職務は老中が担務することとなり、1649年に廃止された。
しかし、その後1662年に「若年寄」という職が設けられ、老中に代わり将軍の身辺の雑務を担当するようになる。

部屋子(へやご)

大奥で働く女性には、幕府から給金が支払われ雇われている「奥女中」のほか、その奥女中が個人的に雇う「部屋方」という働き手がいたが、そのほか、上級奥女中たちが親類縁者や裕福な町人の娘などを預かり大奥で囲っている「部屋子」という者がいた。将来の御中臈候補として、上級奥女中に仕えていたのが部屋子だった。

臥所(ふしど)

「臥す所」ということから、寝所を指す言葉。つまり、劇中で勝田頼秀が言った「臥所を供にする…」ということは「寝床を共にする」=「一晩を過ごす」ということ。

詰め腹(つめばら)

身に覚えのない責任を負わされ、強制的に辞職させられること。または、それに伴い、やむを得ず切腹させられること。

手討ち(てうち)

武士が、無礼をはたらいた者(町人など自分より身分の低い者)を斬り殺すこと。
町人や百姓などから武士の面子に関わる無礼を受けた場合は、その者を斬り捨ててもよいと、江戸幕府の基本法典である「公事方御定書(くじかたおさだめがき)」に明記されている。
この武士の特権を俗に“斬り捨て御免”と呼ぶが、斬った武士にも「事後は速やかに役所へ届ける」「20日以上の自宅謹慎を申し付ける」などの取り決めがあった。
なお「無礼」とは、武士に対して敬意を払わないなど、武士の名誉を傷つける行為のこと。

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