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大奥 用語解説

第2話

身罷る(みまかる)

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死ぬこと。身分の高い人に対して使う謙譲語で、同じく死ぬことを言う「薨去(こうきょ)」は皇族または官位が三位(さんみ)以上の位を持つ人物が死んだ場合に使われる。徳川家光は正三位の位を叙位(じょい=位を授けられるの意)されているので、家光の死には薨去という言葉が当たる。

お小姓(おこしょう)

武士の職名の一つで、江戸時代では将軍の身の回りの雑務を担当した。
ちなみに、劇中に登場する重臣・松平信綱は、1604年に生まれた家光の小姓を務めている。

御中臈(おちゅうろう)

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大奥の役職の一つで、将軍または御台所(みだいどころ=将軍の正室)に付いて世話をする者。主に高級旗本の娘がお小姓を経て選ばれる役職で、定員は8名。その8名中、将軍付き御中臈の中から、将軍の目にとまった者が側室となる。

若衆髷(わかしゅうまげ)

元服前の男子がする髪形で、前髪を残しているのが特徴。

お匙(おさじ)

医者が薬を扱う際にさじを使うことから、転じて「医者」を指す言葉となった。

二本差し

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武士が大小2本の刀を腰に差していることから、転じて「武士」を指す言葉となった。
ちなみに、長い方の刀を「本差」、短いものを「脇差」と呼び、本差は戦いの際、敵を切り倒すための主な武器として、脇差はその予備として装備していた。なお、江戸時代、武家を統制するため2代将軍秀忠が発布した「武家諸法度」では、武士は大小2つの刀を差すよう明文化されている。

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