平野紫耀が
“詐欺師を騙す詐欺師”クロサギに!!
完結した漫画シリーズを原作に“『クロサギ』完全版”として新たにドラマ化
「詐欺」が身近な脅威となっている2022年の日本を舞台にクロサギが暗躍!!
詐欺師に家族を奪われた男の闘いが幕を開ける!
TBSでは、10月期の金曜ドラマ枠(毎週金曜よる10時)で平野紫耀主演の『クロサギ』を放送する。
「世の中には三種類の詐欺師がいる。人を騙し、金銭を奪うシロサギ。色恋を餌にするアカサギ。そしてこの世で一羽だけ、シロサギとアカサギだけを餌とし喰らう最凶の詐欺師がいる。詐欺師を騙す詐欺師――その名は、クロサギ。」
本作は、詐欺によって家族を失った主人公が「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」となって、本当の「敵」を探し出し打倒していく物語。人生のすべてを捧げ、「クロサギ」として詐欺師たちに立ち向かっていく――。
原作は黒丸・夏原武による漫画「クロサギ」シリーズで、2003年から2013年まで「週刊ヤングサンデー」「週刊ビッグコミックスピリッツ」(ともに小学館)にて連載。単行本は累計発行部数850万部を超える超人気作品だ。連載中の2006年にはTBSにて山下智久主演で連続ドラマ化、2008年には映画化もされた。
今作では、2013年に全42巻で完結した漫画シリーズを原作に、いわば“『クロサギ』完全版”として新たにドラマ化。2022年の現代を舞台に、今の日本でリアルに起こっている詐欺に「クロサギ」が喰らいつく。「詐欺」が誰にとっても身近な脅威となっている現代の日本で、「クロサギ」がどのように暗躍するのか。さらに、原作完結前の前ドラマシリーズでは描かれなかった、主人公・黒崎vs家族を奪った最大の宿敵の直接対決も今作の見どころとなる。
痛快な復讐劇の中で、人の「心」を利用する詐欺だからこそ生まれる人間ドラマも重厚に描いていく。
主人公の黒崎高志郎(くろさき・こうしろう)を演じるのは、平野紫耀(King & Prince)。TBSドラマ初主演となる本作で、この世に唯一存在する「詐欺師を騙す詐欺師“クロサギ”」に挑む。
15歳の時、詐欺被害に遭った父が起こした事件をきっかけに家族を失った黒崎は、詐欺師への復讐を決意し、「クロサギ」という生き方を選ぶ。
黒崎がターゲットとするのは、父を陥れた詐欺師と同じ、人を騙して金銭を奪うプロの詐欺師「シロサギ」。過去の経験から法律は人を守ってくれないと考える黒崎は、その怒りを原動力にいつかは父を騙した詐欺師「御木本」にたどり着くべく、「この世のシロサギを全部喰ってやる」と心に決め、生きる目的としている。
表向きは自らが住んでいるアパートの大家をしており、黒猫の「クロ」を飼っている彼は一見人当たりの良いごく普通の青年で、誰にでも分け隔てなく接する飄々とした人物。しかし、過去の出来事から誰も信じない、誰のことも頼らない孤独な人生を送っている。そんな一匹狼の黒崎が、さまざまな人間との出会いの中で自らの過去と向き合い、葛藤し、変容していく姿も見どころとなる。劇中で繰り広げられる、「シロサギ」との巧妙な心理戦や警察との攻防戦にも注目だ。
黒崎を演じる平野のTBSドラマへの出演は、2018年の火曜ドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』以来、約4年ぶりとなる。『花晴れ』や映画「かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」シリーズ(2019年、2021年)など、女性を魅了する“王子様”を多く演じてきた平野。だがTBSドラマ初主演となる今作では、これまでと雰囲気をガラリと変え、“詐欺師を騙す詐欺師・クロサギ”として新境地を開拓する。壮絶な過去にもがき苦しみながらも、クロサギとして詐欺師に立ち向かう孤独なダークヒーローを、平野がどのように表現するのか期待が高まる。
また、黒崎が詐欺を仕掛けていく上で、多種多様な人物になりすます“変装”も本作の見どころの一つ。七変化する平野の姿にもぜひ注目していただきたい。
社会の歪みと共に次々と生まれている「詐欺」。普通に生きているだけで、誰もが簡単に被害者にも加害者にもなってしまう現代社会の中で、「クロサギ」はどのように詐欺師と対峙していくのか――。
復讐劇の中で描かれる黒崎の葛藤や変容、そして複雑に絡み合う人間ドラマにもご期待いただきたい。
放送前コメント
主演・平野紫耀さん
オファーをいただいたときは、うれしいと同時にびっくりしました。恐らく世間の皆さまが知っている僕のイメージは“騙される”側だと思うので(笑)、“詐欺師を騙す詐欺師”という役をやらせていただけることは、とても光栄です。このドラマでは、「クロサギ」として本気で騙しにいきたいと思っています!
頭が切れて1人で飄々と生きる黒崎は、純粋にかっこいいなと思います。もちろん人を騙すこと以外ですが、何事もスマートにこなす人間力や強さには憧れる部分もあります。ただ黒崎の気持ちになって台本を読んでいると、彼が抱える痛みもどんどん伝わってくるんですよね。「クロサギ」として強い部分を持っている中でも、壮絶な過去を背負った黒崎の繊細さや柔らかさというのは忘れずに演じていきたいです。この作品では今までの僕のイメージを一気に払拭して、新たな一面をお見せ出来たらと思っています。
『クロサギ』という作品の魅力、そして僕が感じているドキドキやワクワクが見てくださる皆さまにも伝わるように、楽しみながら精一杯演じさせていただきます。ぜひ楽しみにしていてください。
原作者・黒丸さん
漫画連載が完結して約10年、まさか再映像化のお話をいただくとは。今この時代に、新たにドラマ化する意味を見出してくださったスタッフの皆様、またとても難しい、おそらく大変なプレッシャーなのでは・・・と想像する役どころを引き受けてくださった俳優陣の皆様には、本当に感謝しかありません。
長い連載期間を共にのたうち回りながら過ごし、完結と共に旅立ちを見送った黒崎と、また会える日が来るとは思いもしませんでした。放送を心から楽しみにしています。
原作者・夏原武さん(原案)
新でも続でもなく、いわば「もうひとつのクロサギ」。制作スタッフから、この言葉を聞いた時に思ったのは「クロサギは本当に幸せな作品だな」という思いでした。同時に、現代においても詐欺は一向に減らず、悪質極まりないマルチやカルトが横行していることを考えるに、このドラマ化はとても意義深いものでもあります。スタッフ・キャストの皆様には「面倒臭い」作品かとは思いますが、格別に楽しめるエンターテインメントに育て上げてくださること、確信しております。
プロデューサー・武田 梓
誰もが、色んな顔を持っていることが当たり前の時代です。本当の自分が何なのか、分からない人もいると思います。主人公の黒崎も、このドラマに出てくるたくさんの人たちも、自分が自分として生きていくために懸命に闘っていきます。
詐欺は、今や最も身近な犯罪の一つです。誰もが簡単に被害者にも加害者にもなってしまう今の社会では、不幸や不運に引きずり込まれる人は後を絶ちません。黒崎は大きな孤独や「クロサギ」にならざるを得なかった悲しみを抱えながらも、そんな現実を笑顔で飛び越えて生きています。平野紫耀さんが本来持つ明るさと多くの人を惹きつける力で、複雑な心を持つ黒崎の在り方を、魅力的に演じていただけると信じております。原作の素晴らしいキャラクター、そして演じる平野紫耀さん、双方が持つ圧倒的な「主人公力」で、クロサギがこの世界をどのように羽ばたいていくのか――ご期待いただけますと幸いです。
勿論「クロサギ」という作品の魅力の真髄である、詐欺師への騙し返しや、数々の強敵との闘い、そして黒崎が直面する切ないラブストーリーも・・・様々な要素でワクワクドキドキしていただけるとうれしいです。皆様に、とにかく楽しみながらご覧いただけるよう精一杯頑張ってまいります。