この差って何ですか?

2021年1月26日(火)

「昭和ポップス」と「平成ポップス」の差 (心に刺さるフレーズ編)

♪「ファイト/中島みゆき」は…
苦難や逆境に立たされ、なすすべ無い状況に追い込まれた5人の物語だった!
平成生まれが「昭和ポップス」の魅力をプレゼン!

街頭インタビューで聞いてみた!

♪「15の夜/尾崎豊」。20代女性。思春期の気持ちを代弁している曲だと思う。やりたいことがないのに、学校に行っているのは、なんでだろう?と思い、この曲を聞いて、自分も走り出したら、自由になれると思って、自分の自転車を「盗んだバイク」のつもりで走ったら、スッキリしたとのこと。
♪「さそり座の女/美川憲一」。20代女性。当時、付き合っていた人に浮気をされた。その時に、この曲を聴いて、自分みたいなイイ女を振って、バカだなと気持ちを切り替えて、元気になれた。「さそりの毒は あとで効くのよ」というフレーズが好きで、後になって、自分のことを思い出して、あの子いい子だったなとか、別れなければよかったかなと思ってもらえたら、毒が回って成功かなと。
♪「リンダリンダ/THE BLUE HEARTS」。20代女性。最初のフレーズがスゴイ!「目に見える物だけがすべての美しさじゃない」ということを伝えている曲だと思う。キレイな外見だけで人を判断せず、人に対しての温かさとか、思いやりとか、内側に秘めているものが美しいと教えてくれた気がするとのこと。
♪「魅せられて/ジュディ・オング」。20代女性。好きな人は1人でも、この人もいいなって思うことって、女の子あるある。このフレーズを聴いた時、そうそれ!って共感したとのこと。「女は海」というフレーズが、波が急に出てきたり、夜と朝で全然違ったり、女の人の多面性を表現していると思うとのこと。
♪「夢の中へ/井上陽水」。20代男性。実は、いま片思いをしていて、「まだまだ探す気ですか?それより僕と踊りませんか?」というフレーズを言いたい!相手の女性は、別の方が好きだけど、うまくいっていない。それであれば、僕と一緒になりませんか?という思いがあるとのこと。
♪「贈る言葉/海援隊」。20代女性。小学校2年生の時に交通事故にあって、どん底におちていた時に、毎日聴いていた。私は、悲しいことがあったから、他の子には優しく生きようと思ったとのこと。
♪「あの鐘を鳴らすのはあなた/和田アキ子」。20代女性。「希望の匂い」というフレーズがスゴク好きで、「匂い」というのは、その人の内側から出てくるものだから、その人が発している温かさを感じる。今年、人と逢えないことが多かったけれど、久しぶりに人と逢えた時に「逢えてよかったな」とか、「希望の匂いがする」と感じた。社会とか、世の中が暗い時でも、明るい気持ちにさせてくれる曲なので好きとのこと。
実は今、この歌に励まされたという声がSNSに溢れている。街の声でも、仕事が減ったり、気軽に外に出られない、人と接触できないという面が、みんな悩んでいて苦しいから、自分だけじゃないんだと思えたとのこと。また、コロナ禍でギスギスした世の中で、やさしさや、いたわりを常にもって、みんなで協力していけたら、希望に繋がるんじゃないかと思って、この歌を聴いているという声も。

♪「ファイト!/中島みゆき」の魅力とは!?

そしてもう一曲、今、多くの人の心に刺さっているのが、♪「ファイト!/中島みゆき」。CMで満島ひかりさんがカバーしたことで、平成世代にも浸透した。
この曲は、中島みゆきさんが「ファイト!」と言ってくれているので、応援してくれている気分になる思う。でも実は、生きていくうえで。苦難や逆境に立たされ、なすすべ無い状況に追い込まれた5人の物語が歌われている。そして、ファイトの魅力とは、5人の登場人物の誰かに、自分を置き換えられるところ。そして「ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう」というフレーズは、努力している人たちこそ、この曲が響くのではないか。「ファイト!」というフレーズは、本当に勇気づけられる。自分の中にも、この「ファイト!」を持ちたいと思うという声も。

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