この差って何ですか？

専門家：荒川香織（似顔絵作家）

誰でも似顔絵上手く描ける4つのポイントは…
まずは「輪郭」、「顔」と「髪」から描く！
「目・鼻・口」を描く前に、まず顔を「9等分」に分ける！
「目」を数字の「6」で描く！
口は、「V」か「へ」で描く！
「眉毛」や「鼻」は、本人の見た目よりも強調して描くと、より特徴を捉えやすい。

似顔絵を描くのが上手い人って、うらやましいですよね？皆さんは お上手ですか？実は！専門家によると4つのポイントを知っておくだけで、似顔絵を描くのが下手な人でも、劇的に上手く描けるようになるとのこと！これは知りたい！

1つ目のポイントは、似顔絵を描く時は、まずは「輪郭」から！つまり、顔の外側、「顔」と「髪」から描く！ちなみに、似顔絵は、「目」から描くのは間違い！最初に、輪郭を完成させることで、「目・鼻・口」を描く場所の見当がつきやすくなり、バランスよく描く事ができる。
しかし、顔の輪郭の形は、人それぞれなので、描く時に特徴を捉えるのが難しいのでは？専門家によると、実は簡単で、人の顔は5つのパターンに分けられる！「五角形型」、「丸型」、「長い楕円型」、「四角型」、「三角型」の5パターンに当てはめれば、特徴を捉えやすくなる！人の輪郭は、上地さんのようなオーソドックスな「五角形型」、かまいたち・山内さんのような「丸型」、小藪さんのような「長い楕円型」、千原せいじさんのような「四角型」、そしてハリセンボン・はるかさんのような「三角型」といったように5つのパターンに分かれるので、この内のどれかに当てはめることで、特徴を捉えられる！そして、土田さんの場合は、「四角型」で、アゴが極端に出ているので、ちょっと四角を足してあげる！極端に描いて大丈夫！
続いて「髪」を描いていく。絵が下手な人の多くが間違っていることは、髪の毛を1本1本描いてしまう。これだと、髪全体の形を表現できず特徴が出ない！そこで、前髪は、もう見たまま描いて良い！1本1本を描かずに、輪郭だけ描く事が大切！1本ずつ髪の毛を描いてしまうと、どうしても全体の形を見失ってしまう。

2つ目のポイントは、「目・鼻・口」を描いていく前に、まず顔を9等分に分ける！実はこうすることで、ある効果が！似顔絵を描くのが下手な人は、「目・鼻・口」の位置がアンバランスになりがち！でも、顔を9等分する事で、上の2本線が交わる部分が「目」。真ん中の四角の中が「鼻」。そして、その下の四角の中に「口」という目安ができる！
そして、目安を決めたら最初に「目」から描いていく。例えば、俳優の小手伸也さんのように「目が真ん中に寄っている人」は、一般的な目の位置より「中央寄り」に！中川家・礼二さんのように「目が離れている人」は一般的な目の位置より「外側」に描くとよい！

3つ目のポイントは、「目を数字の6」で描く！「目」は人の印象を決めるとても重要な部分！似顔絵が下手な方は、「目」を「アーモンド型」に描き勝ち。これでは表情が出しにくくなり、少し怖いイメージになることも。「数字の6」を横にする事で表情が出しやすくなる。さらに！「数字の6」で目を描く場合、「平行」、「つり目」、「タレ目」の3パターンを使い分ける！例えば、みちょぱさんのように「タレ目」の方は、「タレ目の6」に！千原せいじさんのような「吊り目」の方は「つり目の6」にすれば、より特徴を表現する事ができる！

目が完成したら、次に描くのが「眉毛」と「鼻」！土田さんの眉毛は、思いっきり、上にあがっているので、思いっきり上にあげて大丈夫！ちなみに、眉が下がっている人は、思いっきり下げて描くのがオススメ！土田さんの鼻は、「ダンゴ鼻」なので「丸」で十分！
このように「眉毛」や「鼻」は、本人の見た目よりも強調して描くと、より特徴を捉えやすくなる！

4つ目のポイントは、「口」を「V」か「へ」で描く！「口」は感情を表すのに、とても大切な部分！そこで、「口」は、「Vの字」と「への字」の2種類を当てはめるだけで ほとんどの人の特徴を捉えやすくなる！似顔絵が下手な人の共通点は、「口」を「タラコ唇」に描いてしまうこと！コレだと感情個性を表現しにくい！専門家によると、笑顔の印象が強い人は、「Vの字口」、怖い顔の印象が強い人は「ヘの字口」 ！このどちらかを描くだけでOK！土田さんの口は、口角が思いっきり下がっている！笑っている時も、本気で笑ってないイメージなので、「ヘの字」で描いてみる！それで唇は、「下唇」だけで十分！
土田さんの場合、仕上げに、特徴である「ヒゲ」を描き、「耳」と「ほお骨のシワ」を足せば、完成！