2月18日放送
消えぬ苦しみ ~イスラム国が残した傷跡~

「お前の首を切り落としてやる」「カメラを下げないと殺す」

これほどまでに純粋な「悪意」に触れたことが、いままであっただろうか。言葉を放ったのは、幼い子供たちだ。シリア奥深くの砂漠にある「世界一危険」な難民キャンプ。そこではいまなお、過激派組織イスラム国の思想が生きていた。

イスラム国の事実上の崩壊が報じられてから、6年余り。多くの市民の命を危険に晒す過激思想は、今なお世界に広がり続けている。

武装勢力や、こうした組織に共感する人たちとの共生の道はあるのだろうか。忘れられた地を、記者が歩いた。

製作:TBSテレビ
ディレクター:須賀川拓