12月3日放送
祖国と母国 忘れられた台湾籍日本兵

みなさんは先の大戦で多くの台湾の若者が日本兵として闘ったことを知っていますか?そして日本を守るため3万人が犠牲になったことを知っていますか?

アジア太平洋戦争では21万もの台湾出身の若者が軍人軍属として戦場に送られ、少なくとも3万人が戦死した。戦後78年、台湾籍日本兵のほとんどが鬼籍に入り、存命のものはすでに90半ばを越えている。彼らの存在はいま日本、そして台湾でも忘れられようとしている。

台湾籍日本兵は日本国籍が無いことを理由に日本軍人なら当然受けられるはずの恩給も補償も受け取っていない。

彼らは台湾のために戦ったのではない。日本のために戦ったにもかかわらず…。

存命中の台湾籍日本兵を日本、そして台湾で取材し、「日本人として日本のために戦った」彼らが受け続けた不条理を明らかにする。

製作:TBSテレビ
ディレクター:日下部正樹