4月2日放送
しまカフェ

佐賀県最北端、玄界灘に浮かぶ加唐島(かからしま)。日本書紀にも「椿の島」として登場する人口約100人の小さな島だ。加唐島を訪れるのは、釣りと猫が好きな人々。だが、島に店はなく、唯一あるのは自動販売機だけ……。

そんな島に「カフェを作りたい」と、井川えりなさん(24)と真太郎さん(20)の姉弟が立ち上がった。姉のえりなさんは、母と祖母の故郷である島のために「何かをしたい」という思いを募らせた。真太郎さんは中学3年生のころ親元を離れ、福岡市の学校から離島留学した。祖母と二人で、初の島暮らし……小中学校合わせて全校生徒10人の小さな学校での生活で、真太郎さんは新たな夢も見つけることができた。そんな島に「恩返しがしたい」。それがカフェ作りに取り組む動機だ。

しかし初めてのDIY古民家改築に悪戦苦闘、ようやく迎えたオープン当日には台風襲来…。 過疎化が進む美しい島で、カフェのオープンを夢見て奮闘する家族と、変化する島の人々の想いを描く。

製作:RKB
ディレクター:迫 真由美