2021年10月、早稲田大学のキャンパス内に「国際文学館 村上春樹ライブラリー」が開館した。
「この施設に自分の名前をつけることには、僕はもともとあまり乗り気ではありませんでした。まだこうして生きてますしね」
こう話すのは、小説家・村上春樹。
テレビの取材を受けないことで知られる村上が、今回特別に私たちの取材に応じ、音声で回答を寄せた。
図書館には村上作品だけでなく村上が収集したレコードなど貴重な資料が収められている。設計は、国立競技場の設計に関わった建築家・隈研吾が担当。館内にできるカフェは、村上文学に初めて触れる大学生たちに任された。
目指すのは、村上ワールドを「図書館」という形に表現すること。
開館までの14カ月間に独占密着した。
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