
大阪・関西万博で遠く離れたイスラエル館とパレスチナ館。お互い自国の文化や歴史を展示し、未来へのメッセージを発信している。同じ会場に存在しながらも交わることはない。
一方、中東の現地では隣り合わせのなか胸をえぐるような日常がある。ガザ地区での虐殺、停戦後も繰り返される空爆。 そしてヨルダン川西岸地区に張り巡らされた検問、イスラエル人入植者からの暴力と差別。パレスチナ市民が背負う痛みは「圧倒的な力の差」のもとに存在していた。
万博会期の終盤、ひとつの小さな出来事が起きる。離れたパビリオンで各々の立場を主張し続けてきたイスラエルとパレスチナ。ひとりのパレスチナ人とひとりのイスラエル人が、自発的に“向き合って話す”という場が生まれたのだ。対話が生むのは、握手か、拒絶か。世界で最も遠い隣人が、最後に手にした『答え』とは――。
現地取材で見た“分断の深さ”と万博で向き合う”対話”から世界が抱える深い影を考える。
Copyright© 1995-2026, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.