じょんのび日本遺産

2021年1月17日(日)

淡路島の旅

「古事記」の冒頭、国生み神話に登場する淡路島を横山由依さんが巡る。まず訪れたのは神話で最初に生まれた島とされる「おのころ島」伝説が残る絵島。不思議な縞模様の岩肌が神秘的なたたずまいを見せる。古代、淡路島に住んでいたのは「海人(あま)」と呼ばれる海の民だった。航海術に優れた彼らは朝廷に海の幸を献上し、大きな勢力を誇っていた。海人たちが航海術を身に着けた激しい潮流が生む、鳴門のうずしおを間近に見て、献上品だった鳴門鯛を味わう。
日本最古の神社、伊弉諾神宮では、神話でも最初に禊をしたイザナギノミコトにあやかり、「幣(ぬさ)」と呼ばれるお祓いの道具を使って自ら身を清めて参拝する。
また、国生み神話にゆかり深い淡路人形浄瑠璃の劇場、花の島とも呼ばれる淡路島の花の名所をめぐり、しばし島の時間に身を委ねる。さらに、昔ながらの製法にこだわり、薪を使って塩をつくる職人、その塩を使ったイタリアンの店を訪問、淡路島の食を優雅に楽しむ。最後に美しくライトアップされた淡路海峡大橋の下で旅を振りかえる。
神話の島の風景と暮らしを訪ねるじょんのび旅。

旅人:横山由依
ナレーター:森本レオ

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